私には山がある 大きな愛に包まれて (100年インタビュー)

著者 :
  • PHP研究所
3.67
  • (2)
  • (5)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569784793

作品紹介・あらすじ

登山好きになった理由、親友の滑落死、雪崩に巻き込まれながらエベレスト登頂、東北の高校生を富士山へ、など胸を打つ体験談の数々。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 女性として世界で初めてエベレストに登頂された田部井淳子さんのNHKの番組もとに構成して単行本にしたものなので内容は端折りがち。
    学生時代から山が好きで毎週登っていたとかエベレストに登ったときも半年間の遠征で、3歳の子供を姉夫婦に預けて夫もそこで同居するとか凄く協力的。
    周りの協力なしには偉業はなし得ないとゆうか
    兎に角山好き。70過ぎてガンになって医者からできるだけ普通の生活続けながら治療に来てくださいって言われて、田部井さんにとっては毎週山に登るのが普通の生活だから、山に登っていいんだなって思い登山続けてたそうだから筋金入りですね。
    真似できませんっw

  • 女性で初めてエベレスト登頂を果たした田部井淳子さん

    鍋という鍋に、煮ておけるもの、作っておけるものを用意して出かけました。
    山から帰ってくると、台所は食べ終わった鍋や皿、コップでいっぱい。
    さっきまで「留守にして、ああ、すまないなぁ」と思っている気持ちはパッと消え、「どうしたの、これは!!」みたいな気持ちになるんです。
     だけど、そんなふうに言ってはいけない。「見てもらったんだから、見てもらったんだから」と自分に言い聞かせながら鍋や皿を必死で洗っていると、少しずつ気持ちがおさまってくるという感じでした。

    がんになったとき
    先生からは「できるだけ普通の生活を続けながら、ちゃんと治療に来てください」と言われました。
    私にとって普通の生活をするということは毎週山に登ることですから、「じゃあ山に行ってもいいんだな」と思いました。

    苦しいとき
    「これを一生やっているんじゃないんだ。必ず、この一歩が終わる時はくるんだ。だから、いま、この一歩を頑張らないといけない」。
    ほら行け、ほら行けと自分で励ましていました。

  • 折に触れて読みたい本

  • 私より一回り先輩の田部井淳子さん、そのお人柄、大腿四頭筋(全身の筋肉で最も強くて大きい太ももの筋肉)、ほれぼれいたします(^-^) 私も頑張ります(^-^) 「私には山がある」、2015.6発行です。巻末に「100年後のみなさんへ」というメッセージがあります。「どんなに科学が発達して、ハイテクな時代になっても、自然は変わらないと私は信じています。特に日本の美しい自然は、残っていると信じています。自分の身体で、その自然を体感する、体験する。そのことは、とても大事なことなのです。ぜひ自分の足で山に登り、川を渡り、汗をかくということを体験していただきたいと思っています」

  • 心底好きなものに巡り会い、そしてそれに心底時間を使える人は極上の幸せな人生を歩んでいる、田部井さんの「私には山がある」を読んで、そう思った。

    『100年後のみなさんへ
     
     どんなに科学が発達して、ハイテクな時代になっても、
    自然派変わらないと私は信じています。
     特に日本の美しい自然は、残っていると信じています。
     自分の体で、その自然を体感する、体験する。
     そのことは、とても大事なことなのです。
     ぜひ自分の足で山に登り、川を渡り、汗をかくということを体験していただきたいと思っています。

                        田部井淳子』

  • 田部井さんの本は初めてです。インタビュー番組を本に起こしたものかな。さくっと読み終わっちゃいました。
    もっと本格的な本で読まないと、凄さ、ユニークさが伝わらないかな。

  • 苦しいけれど、一歩一歩登って行けば必ず頂点に辿りつける

  • NHKBSの番組インタビューをもとに再構成された本だそうです。
    文字が大きく、中高校生向きになっているように思いました。がんになっても、山に登り続ける田部井さん。山に登ることと息を吸うことが同じような感じなのかもしれませんが、75歳で病気を抱えているとは思えないパワフルさ。やりたいことを見つけてやっているからこそ、気力も体力も維持できるのだと思いました。
    少しでも見習いたいものです^^;

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

登山家。1939年生まれ。1975年、エベレスト日本女子登山隊副隊長兼登攀隊長として女性として初めて世界最高峰エベレストに登頂。1992年には女性初の7大陸最高峰登頂者となった。登山に関する著書多数。2016年逝去。

「2021年 『田部井淳子 山の単語帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田部井淳子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×