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著者 : 伊坂幸太郎 小路幸也 山本幸久 真梨幸子 中山智幸

• PHP研究所 (2012年3月8日発売)

感想・レビュー・書評

[yuyu9900さんの感想 · 2013年9月7日]

どの作品も秀逸でした！　すばらしいアンソロジーです。
真梨幸子さんの作品以外はｗ、みんな読んだ後に心がホカホカと温まったり目頭が熱くなったり。真梨さんはいつも通り、イヤミスっぷりを遺憾なく発揮ｗｗ。みなさん素敵！！

[ルビー婆さんの感想 · 2013年9月3日]

伊坂幸太郎,小路幸也,山本幸久,真梨幸子,中山智幸

[があさんの感想 · 2013年7月25日]

名前に「幸」を含む作家に、「幸せ」を題材に書き下ろしていただいたアンソロジー。
伊坂幸太郎さん、山本幸久さん、中山智幸さん、真梨幸子さん、小路幸也さんの5人の作家が、それぞれの個性を活かした作品を提供されています。

女性関係が派手な友人の新婦は、かつての恋人。披露宴を前に、怪しげな行動をする新郎を見張って欲しいと新婦に頼まれてしまうものの、披露宴当日になっても疑念は晴れない。伊坂幸太郎さんらしいどんでん返しの切れ味が鋭い「Weather」

77歳になった女スリ師がショッピングセンターで出会った少年とのやり取りを描く山本幸久さんの「天使」

30歳を前に行き詰まった女性の前に現れた老人。彼は唐突にあり得ない言葉をかけてきた。「ぼくね、きみの生まれ変わり。」
スコシフシギ(SF)な物語の導入部が秀逸な中山智幸さんの「ふりだしにすすむ」

イヤミス(嫌な読後感のミステリー)を書かせたら右に出る者が居ないという真梨幸子さんが書いたのは、キャバレーのホステスをしている母親を持つ小学生の物語。彼女が待つ「幸せ」は……
期待通りの読後感の「ハッピーエンドの掟」

行きつけのバーで出会ってしまった死神。
「幸せを感じる」ことができない死神にとっての「幸せ」とは。
あえて幸せから一番遠い存在の死神を題材にした小路幸也さんの「幸せな死神」。
「死神の精度」を書いた伊坂幸太郎さんが同じアンソロジーに作品を収録することを知って、敢えて書いてきた辺りが素敵です。

5つの作品とも、本当に個性豊かで楽しかったのですが、個人的には「天使」「ふりだしにすすむ」「幸せな死神」がお気に入り。
こういうアンソロジーを読むと、これで知った作家さんの作品を読みたくなりますね。

[rio-purpleさんの感想 · 2013年7月21日]

伊坂幸太郎の安定したはじまりから、雰囲気の異なる5編が続く短編集。それぞれ個性豊かで、読んでいて飽きない一冊。
中山智幸「はじまりへすすむ」が一番好きです。

読んで幸せになれる、というよりは、純粋に面白い試みだな、と思って読むような本。時代を超えて残っていく、というよりは、週刊誌のような、今の旬を捉えて企画したエンタメ短編集として捉えました。

[roboelfmusaさんの感想 · 2013年7月21日]

どの話も楽しんで読めました。伊坂幸太郎さんの「Weather」、小路幸也さんの「幸せな死神」はほっこりした心温まる話で良かった。中山智幸さんの「ふりだしにすすむ」は話の展開が面白かった。イシカバカバ。なるほど面白い呪文です。

[kyoutanheijiさんの感想 · 2013年7月12日]

どの作品もとても良かった。伊坂さんの作品はホロリとさせられました。山本さんの作品は少し切ないかんじ。中山さんはちょっと分かりづらかったな。真梨さんは短編にもきちんと？イヤミス女王らしく女の子の裏の感情を入れてあって満足。そして最後に小路さんで爽やかに読了。

[mulmul2さんの感想 · 2013年7月9日]

それぞれの作家さんらしさが出ていて面白い本になっていると思います！けど、真梨幸子さん…そう、なっちゃうのね。個人的に小路幸也押しなので、彼女より前に掲載してほしかったり…

[けわた くーすけさんの感想 · 2013年6月30日]

五作家的短篇的。不過、給星五、只伊坂幸太郎的作品。

[kotona109さんの感想 · 2013年6月28日]

なんか手抜いた作品ばっかりに感じてしまった…薄っぺらい
大好きな伊坂さんの作品には、ほっこりできましたが。

[sugi3sugi3さんの感想 · 2013年6月1日]

山本幸久さんの天使が一番良かった。
あとはぴんと来なかった。

著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。