40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。 新・ミドルエイジ論

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569812625

感想・レビュー・書評

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  • キャリアや人生プランの設計において、「20世紀的なモデルは通用しない」と言われるようになってずいぶんと時間がたったような気がします。
    しかし「じゃあ21世紀型のモデルは?」となると、百花繚乱の意見があって、「どう考えたら良いのか」と悩んでしまいます。
    そこで40代以降のキャリア設計を考えるヒントになるかと思い、魅力的な?タイトルのこの本を、読んでみることにしました。
    まず初めに、現在のミドルエイジが置かれている、厳しい状況についての説明があります。
    そして「ではどうすべきか」という話へと、展開していきます。
    日本マイクロソフト社の社長を務めた後、会社を立ち上げたという著者の経験や人生観が、強く反映されているなあと感じました。
    提唱されている内容は、タイトルから連想される”のほのん”な感じではなく、”エッジの効いた”内容だと思います。
    しかし本書にかかれている、「サラリーマンは個人事業主として、会社に対するべきである」という主張は、自分自身も感じていたことであり、”我が意を得たり”と感じました。
    その上で何をすべきか?については、”サイドビジネス”、”道楽”といったキーワードでくくられていますが、いくつか実践してみたい項目がありました。
    まずは”小さなことから始める”つもりで、取り掛かってみたいと思います。

  • ミドルエイジの武器は、「未来がない」「ハングリーでない」「冒険心がない」「体力がない」「記憶力が弱い」「感性が鈍い」「ずるい」と徹底的にネガティブで、逃げていると思わせ、その実それらを逆手に取ってしたたかな生き方を提案している。
    成毛眞氏が一般人とかけ離れた成功者なので 、幾分割り引いて聞かなければならないが、その毒舌の裏にある知識と行動力とは大いに参考になる。

  • タイトルだけでワクワクする、黄色の表紙だし。3日坊主で何しよっかな〜って楽しそう。

    頭を軽くするには、好奇心を磨け。
    変化率の高い街に行け。
    家つくりこそ、最高の道楽だ。

  • 自分も人生を有意義にいきたいという気持ちが湧いてきた。一度の人生、いい意味で楽しみたい。

  • 「そもそも、サラリーマンはすべて負け組だ」
    「40代を過ぎて部長になっていなかったら、その先の出世はないだろう」
    (もはや部長など、たいした肩書ではなくなったのだ。←降格はありえるし、55で肩叩きに遭うかもしれない。)

    うわあお!って感じですね(苦笑。
    引用のほとんどは第一章から。ワタシは1章が一番心にキましたよ。
    何だか私、思ったより真面目だったらしくて・・・というか典型的な日本人だったらしくて、たかが短時間パート従業員なのに、一生懸命に仕事しちゃってたり。(「一所」じゃなくて「一生」なくらい。)もう、病みそうなくらい全力で。
    なんかこの本観て、それってアホだな。と思いました。
    そうだったわ。わたしって歯車以前の、小さなネジレベルだったんだわ。なにもこんなに全力で働かなくても、余力残して、笑顔でいなくちゃだわ。
    と思いました。
    ターゲットは「40~50代の中堅どころサラリーマン」ですが、私のようなパート主婦が読んでもキます。40~50代なら性別問わず。かな。

    オットも「面白い」って言って読んでました。
    (「でも、この本で言ってることと、この人の経歴があまりにも違いすぎる」とも言ってましたが。笑。・・・そりゃ、ホントに負け組な人が書いてたら面白くないし、きっと信憑性もないですね。いわゆる勝ち組の人がいうからイイんでしょう、きっと。)

    自分のことを「典型的な日本人」だと思う、ちょっと頑張って働いちゃう人は読むべき。(でも買わなくてオッケー。立ち読みでサラリと読めます。)

  • 全力で「脱力系」の生き方を提案する!?

    いま、40代以上のビジネスマンが考えるべきは、いかに会社で息を潜め、外の世界を切り拓くか、である。いかに仕事偏重の生活から抜け出し、趣味やサイドビジネスで第二の人生の基盤を築くかである。ストレスがかからない仕事を選び、健康な身体を保ちながら、趣味や副業に「全力」を注ぐ。(おまけ)子供に財産を残すのなら、子供の教育、留学、旅行、習い事に使えば、お金以上の財産となる。感動した記憶、忘れられない経験、知識、価値観、生き方、品格など目に見えないものにこそ価値がある。
    初読:2013.11.6

    会社に飼われるようになったらおしまい。自己実現など所詮社員を従属させたい会社が考え出した新たなエサ。出世争いなどは完全に会社に飼われている人たちのやることなので、巻き込まれずにマイペースで過ごすのがいちばん。ミドルエイジの多くは仕事に全力を注ぐ必要はない。会社で息を潜めて外の世界を切り拓くべき。
    再読2020.12.6

  • 【引用メモ】ここで、私が普段、写真を撮影するときに心がけていることを紹介しよう。
    心臓より下に手を下ろしてみてほしい。血管が浮き出てゴツゴツと筋張った手になる。年老いたような感じになるだろう。今度は、心臓より上に手を挙げてみると、途端に血管の線は消え、手が白くなり、若々しくなる。だから、手が心臓より上になるように腕を組んでポーズをとったり、撮影直前まで手を挙げておいたりする。(p.163)

  • 全力で脱力系の生き方を
    追い求めるための方法論

    先が無いんだから
    怖いもの知らずになれる

    体力以外で勝負
    知恵の輪はひっぱっても
    はずれない
    テクニックと戦略で

    嫌なことは3秒で忘れる
    行かなきゃ、会わなきゃ
    見なきゃいい

    哲学者じゃないんだから
    悩み続ける意味ない


    好奇心がある人は
    きっちり遊ぶ

    食は人なり
    料理は、人間を
    人間たらしめる行為

    見た目は大事
    高価ではなく清潔感

    なんでも三日坊主程度に
    ほどほどがいいというススメ

    成毛さんって潔い。
    なかなかマネは出来ないけど
    脱力系は共感していたい
    ほんとに。

  • ミドルエイジの無駄な力みを捨てさせ、軽やかに生まれ変わることを薦める本。

    いつの間にか、会社での成功、出世に囚われ、不自由な生き方をしていないだろうか。
    そこにはなにもないと分かっていても、そして、そこにはもはやたどり着けないと分かっていても、こだわり続け不幸せな気分になっていないだろうか。

    会社生活の時間が日常生活に占める割合が多いことからか、なかなかこだわりから自由になれないが、意識して自由になりたいと思う。

    これまで会社で過ごしてきて、得られる、得て当然だと考えていたものが得られず、ただ年ばかりとってしまうこと、なんの対価も得られず年老いてしまうように感じることが、こだわりを強めている気がする。気を付けたいと思う。

  • とりあえずやってみればいい。カルチャースクールでの習い事<乗馬やスキューバー・・・など、趣味に対して少々偏った価値観が感じられる著者ですが、言いたいことはとても共感が持てます。自分の生き方の参考になってます。201309

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著者プロフィール

HONZ代表

「2022年 『39歳からのシン教養』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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