量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」 物心二元論を超える究極の科学
- PHP研究所 (2014年2月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569816890
作品紹介・あらすじ
「月は、自分が見ているときに存在している」。量子論の考え方を底にすえながら、人間の心の世界の不思議に物理学的に踏み込む。
感想・レビュー・書評
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理研の中村先生
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自分の考え方を大きく変えた書です。まさに人生開眼の書。
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京大名誉教授だけど、言い回しがくどすぎるのと、根拠がない主張
最後の一文の亡き娘に会いたいという気持ち、の部分が一番の根拠ではないだろうか
・シュレーディンガーの波動関数は、猫の世界にかぎらず人間の世界についても、表の世界である生の世界のこの世と裏の世界である死の世界のあの世が共存していて、重なりあっていて、しかも相補化していることを立証している。
・この世に住む人間にとっては、生死の重なりあった複素数の世界の相補性の世界そのものを見ることは決してできず、生の世界しか体験できない
・この世が存在するかぎり、必ずあの世も存在する
・あの世とこの世はつながっていて、しかもあの世がこの世へ投影されている
・この世とあの世は、その境界領域において互いに干渉し合っている -
タイトル通り科学の最先端である量子論から「心の世界」や「あの世」を解き明かしていきます。
文章にクセがあって、しかもくどいので最初ちょっとイライラしたけど読み進んでいくうちに段々慣れてきた(笑)
全体を前、中、後と分けると中が少し中だるみするけど後半はかなり興味深く、読んでいて興奮してきた。
本書のなかで「多重宇宙説」というのがあり、色々な世界が並行して重なり合って存在しており、その中の一つが我々が住んでいる宇宙であるという話。
でも、私が思ったのはちょっと違う考え。
実は一人一人がそれぞれの並行世界(パラレルワールド)を持っていて、それがそのまま重なり合ったのが今の我々が認識ている宇宙なんじゃないかな。
つまりこの世の中は全てが一人ひとりが自分だけのパラレルワードを持ったまま重なり合っているような気がする。
ちょっと上手く言葉にできないので、今後もう少し考えを整理していく必要があるな。
なにはともあれ文章はあまり好きじゃないけど、個人的には面白い本でした。 -
とてもおもしろい
量子論の歴史から未来に向けて
具体的に実験の意味や工程や
論理が生まれるプロセスを種明かしされている
素粒子に見る量子論による
物心二元論を超える究極の科学で
三千年に及ぶブッダからの宇宙論についての情報や
タオによる大自然の成り立ちについての情報などを
具体的な形として説明する
岸根さんの考えにほぼ納得できるが
宇宙意識を神の心としていることと
人間の意識だけが宇宙意識や
神の心に通じるとしていることには疑問を感じる
形あるもののすべてに意識があるとしながら
何故人間のみが選ばれ特権を得ているのか
神とは人間による創造物でしかなく
むしろ人間間の権利獲得のために
特権を得るための架空の道具でしかないと思う
仏陀もイエスも自然界を解き明かしているだけで
神の存在を持ち出しているとは思えない
宗教組織が搾取のためにつくり出したのが神だあろう -
途中断念。ただ、量子力学が更にわかった。
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うーん。半分ほど読んで断念。
同じようなセンテンスが繰り返しの言い直しで、あまりにもくどくて読んでいてイライラします。~つまりとか、別の言い方をすれば~とか読者の理解を深めようと思っているのか、自分が探り探り書いているのか分からないが、同じことを別の言葉で何度も何度も何度も何度も(笑)言い直します。それが延々と続きます。。
あと、やたらカッコ書きが多いのも非常にうっとおしいです。
もっと簡潔に滑らかな日本語がかけないものでしょうか。もちろん頭の良い方なんでしょうけど、文章表現と頭の良さは全くの別問題という典型例です。
言いたいことは分かるけど、鼻息荒く「科学で証明されていることです!」といいながら、突然自説をねじ込んで来ます。そして、その理論の結び付けについては、どこにも「科学(証明)」が見当たらないという。。ちょっと断定し過ぎでは!?
冒頭から結論ありきの自説のバイアスがかかった内容で冷静さがなく、少々辛いです。期待していただけに残念でした。