- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569820910
感想・レビュー・書評
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文字通り、自己愛製人格障害とも言うべき人たちを取り上げた一冊。
誰しもプライドはあるし、それを完全に捨て去るのは難しいけれど、それを持ちすぎると自他共に苦しむということがよくわかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015.12読了。
学部時代に読んだ加藤諦三『言いたいことが言えない人ー「恥ずかしがり屋の深層心理」』(2006年1月、PHP研究所)を読み直している時にたまたま見つけた本。
自分自身がプライドばかり高くて迷惑な人ではないかと思い、この本を買ったと思う。
『言いたいことが言えない人』と共通して自分に当てはまると思ったことは、自信がないことの裏返しで自分を大きく見せようとしているところが少なからずあるという点である。 -
前作の”他人を攻撃せずにはいられない人”の著書でこちらの方が売れているようなので読んでみた。なるほど、プライドが高いとは、幼児期の万能性からきているとは、なかなか面白い指摘。結局はそのような相手には真正面から対応せず、相手を持ち上げながら目的を達する手段をとる。確かに、その方法が一番有効かもしれない。
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■マニック・ディフェンス(躁的防衛)
■拒絶過敏症 ~打たれ弱さ
■自尊心は,「経験によって強化された全能感」,対象「リビドーの満足」,「幼児期のナルシシズムの残滓」から生まれる
■「健全」な自尊心を持つことができず,大人になっても幼児的な万能感を引きずっているのが「プライドが高くて迷惑な人」の本質。
■「プライドが高くて迷惑な人」の3タイプ
・自慢称賛型 ・特権意識型 ・操作支配型
■第一に幸福な人間は決して空想しない。空想するのは不満な人間だけである。満たされなかった願望こそ空想を生み出す原動力であって,空想というものはどれもこれも,願望充足であり,人を満足させてくれない現実の修正を意味しているのである。(フロイト)
■「満たされなかった願望」を投影した自己愛的イメージを現実の自分と錯覚して,自分自身を過大評価しがちである。その結果,不平不満を並べ立てるとか,怒りっぽくなるという弊害が出てくる。
■問題は,親のナルシシズムの投影である幼児的な万能感を引きずったまま成長する子供が最近増えていること。幼児的な万能感を丸出しにすると,人間関係がぎすぎすして本人も周囲も困るので,かつては,家庭,学校,社会の中で自己愛的イメージを徐々に断念させて,現実の自分を受け入れさせる「身の程を知る」ようにさせるシステムが働いていた。
■「幼児性がいつまでも強く残り,『母』の乳房を求め続け,いい歳になってもそれが与えられないと,国,政治,会社,学校に対し,駄々をこねる」人が増えた。(会田雄次「決断の条件」)
■スルースキル(鈍感力)
■「プライドが高くて迷惑な人」になるか,ならないかの分岐点は,「経験によって強化された全能感」若しくは「対象リビドーの満足」を大人になってから持てるように経験を積み重ねたり,良好なな人間関係を築いたりすることができるかどうかに尽きる。 -
この手によくある本当にいるのか空想の人物なのかよくわからない人で事例を紹介しています。
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プライドの高い人への対処方法が書かれた本。対策本の一面もあるが、自分がそうならないように警告を発してくれいるようにも思える。対処法が書いてあるならば、どう言う人が問題かその特徴も書かれており、色々なプライドの高い人がいるものだと再発見。よく読んでいくと世の中のややこしい人はみんなプライドが高いことが影響しているのではないかと思ってしまう。
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理想と現実とのギャップに直面したとき、現実を受け入れられずに自分の思惑に他人を従わせようとするのは幼児性が抜けてないから。この本を読んで「困った人もいるもんだ。私は違うけど」と思ったら、あなたこそきっと「プライドが高くて迷惑な人」ですよ。
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2015年8月12日読了。
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生きてく上で色んな考えや、価値観の人達がいるのは当たり前
それに一つ一つ気にしていたらキリがないと
考えさせられました。
そして自分自信も周りに迷惑をかけてないか
など振り返る事もでき良かったです。 -
上司対策と思って読んだ
軽くてさくさく読めた。ふーんって事いくつかあったけど…。