ちゃんと集中できる子の脳は10歳までに決まる

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569824567

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  • お母さんが一生懸命に取り組む→子どもの脳を刺激し「同期発火」という脳の仕組みが機能し出す。

    いつもガミガミ言っていると、子どもが聞く耳を持たなくなったり、小さなウソをつくようになったりするのは、「自己保存の本能が働いてしまっているから。

    「まだあなたには、無理よ」と言って親がやってしまうことは、「自我の本能」を抑えつけて、「自分でやれた!」という嬉しさを奪ってしまうことになる。

    心の7つの本能:ダイナミック・センターコア

    1・行きたい本能
    2・知りたい本能
    3・仲間になりたい
    (誰かの役に立ちたい)本能
    4・ 自己保存の本能
    5・統一・一貫性を好む本能
    6・自我の本能
    7・共生の本能

    親自ら「イヤだ」「大変」「ムリ」「疲れた」を口グセにしないことも大切。想像以上に否定語が脳によくない影響を与える。

    姿勢がよいと物事を正確に理解できる
    → 体のバランスと関係しているのは「小脳」にある「虫部」という場所で、脳はこの場所でバランスをとりながら、体の位置、目・耳などから入ってくる情報を判断

    丁寧に字を書く
    → 文字を細部までしっかり丁寧に書くことも、空間認知を鍛えていくことにつながる

    子どものやる気が一気に盛り上がる”とっておき”のひと言
    ・「あなたはわが家の切り札よ」
    ・「あなたはうちの最後の砦なのよ」

    ごほうびが先だと頑張れない

    子どもにリビングで宿題や勉強をさせるときは、テーブルの上をきれいにしてから「ここがあなたのテリトリーね」と言って、鉛筆なので囲うと良い。

    本番で緊張せずに集中力が発揮できるようになるには、緊張をなくすのではなく、コントロールすることが大切になる。

  • 脳神経外科の医師が書いた本。子どもの脳の発達を三つの段階に分けて、それぞれの時期に必要な発達のテーマや育て方を書いている。また、集中力の正体についても解説している。

  • 4歳から大事にしていきたい10の習慣
    参考

  • 著者がダイナミックセンターコアと呼ぶ脳の各部位の役割を理解し、「仲間になりたい」といった人間の本能を生かす事で集中力を鍛える話。

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著者プロフィール

林 成之(はやし・なりゆき) 

1939年富山県生まれ。脳神経外科医。日本大学医学部、同大学院医学研究科博士課程修了後、マイアミ大学医学部脳神経外科、同大学救命救急センターに留学。93年、日本大学医学部附属板橋病院救命救急センター部長・教授に就任。日本大学医学部教授、マイアミ大学脳神経外科生涯臨床教授、日本大学大学院総合科学研究科教授を経て、同大学名誉教授に。膨大な数の臨床、研究から、年を重ねても才能・素質を発揮する脳の仕組みを解明する。著書に、『脳に悪い7つの習慣』(幻冬舎)など多数がある。

「2021年 『50歳からでも、頭はよくなる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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