- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569902012
作品紹介・あらすじ
著者が生涯書き続けたいと願う新シリーズ第一巻の文庫化。北一と喜多次という「きたきた」コンビが力をあわせ事件を解決する捕物帖。
感想・レビュー・書評
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十六歳の北一は、亡くなった岡っ引き・千吉親分の本業だった文庫(本や小間物を入れる箱)売りで生計を立てている。やがて自前の文庫を作り、売ることができる日を夢見て。ちょっと気弱で、岡っ引きとしてはまだ見習いの北一が、相棒となる喜多次と出逢い、親分のおかみさんなど、周りの人に助けられながら、事件や不思議なできごとを解き明かしていく物語。宮部ワールドの要となる新シリーズ、待望の文庫化。
(2020年)
--- 目次 ---
第一話 ふぐと福笑い
第二話 双六神隠し
第三話 だんまり用心棒
第四話 冥土の花嫁
解説 先が気になってしかたがない物語/細谷正充(文芸評論家) -
北さんと喜多さんの話。昔の話でたまに分からない表現ありだけど、読みやすくて物語は面白い。
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「桜ほうさら」が初めての宮部みゆきさんとの作品との出会いになり、重なる登場人物に惹かれて読むことに。怪談話、人情話といろいろ楽しめる要素満載の作品に、ますます宮部ワールドに引き込まれてしまいそうです。
北一の成長も楽しみだし、それを温かく見守る松葉さんはじめ長屋の面々。皆魅力的です -
キャラクターが秀逸で、すいすい読める時代もの。
目の見えないおかみさんが推しですが、主人公のキタさんにも肩入れしちゃう。髪生えるといいね。 -
宮部みゆきさんの新シリーズ。新シリーズと言うこととタイトルの『捕物帖』しか前情報なしで読み始める。きたきた、って何だろうな?と思いつつ、読み進めると、まもなく、あー「北一」のきた、なんだなと分かる。と言うことは、もう一人の『きた』がいるはずなんだろうな、と思うが、なかなかもう一人が出てこない(苦笑)
途中、ようやくもう一人の『きた』さん、「喜多次」が出てくるが、1巻では、まだ喜多次には、謎な部分が残ったいている。
喜多次はどんな人なのか。それが分かってくるのも楽しみなので、2巻も読もう。 -
北一と喜多次のコンビが次々と事件を解決する話と思いきやなかなかその喜多次が出てこない。
後半に差し掛かったぐらいにひょっこり出てきてこっからが本番かと思いきや、存在感は凄いけどそっからラストまで出番は無し笑
それもあって前半はなかなか読み進められなかったけど、徐々に下町の人情味溢れる世界観や、北一の成長していく姿にページをめくるスピードが早まっていく。
続編のタイトルは全然名前が違うけど、きたきたコンビは活躍するのかどうか。
これからがもっと面白くなっていきそうな
期待が持てる作品でした。 -
前半★3 後半★4
読むのが少しかったるい前半。
だんだん面白くなり、2巻も読みたいと思う後半。
ちょっと弱気で目立たない北一が、なかなかいい感じです。 -
他の本を読みながらゆっくり読みました。
ちょっと頼りない北一が周りの人々に助けられながら生きていくのがはじめは馴染みにくかったのだけれど、だんだんと面白くなってきました。
第一話 ふぐと福笑い
第二話 双六神隠し
第三話 だんまり用心棒
第四話 冥土の花嫁