記念日の客 (フタバノベルス)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 67
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575007923

作品紹介・あらすじ

才能溢れる若きスター・五代ユリのマネージャーとなった水田。万年係長で停年退職をした直後に華やかな世界に足を踏み入れた彼は、初日からアクシデントに見舞われることに。ユリと二人三脚でなんとか仕事をこなしていくなかで、水田は彼女の魅力を自然に引き出すという意外な才能を見せる。しかし、徐々にユリの人気が出始め、全てが順調かに見えた彼の第二の人生に、大きな事件が待ち構えているのだった…。芸能界の光と影を描き出す長編サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 赤川次郎作品は読みやすい

    主人公の色気、女性、仕事、どれをとってもドラマになるなぁ!

  • 定年退職した水田は義父が社長を務める芸能プロダクションに再就職。若きスターのマネージャーとなる。

    前半は落ち着いていて面白かったけど、後半は詰め込み過ぎてドタバタ感が強い。
    決められた紙面を埋めるために取ってつけたような。
    事務仕事しかしてこなかった水田が、どんな困難にも素早く対応できる頼れるのマネージャーというのが、調子良すぎて面白かった。
    (図書館)

  • 定年退職した男性が子供ができたので妻の父親の会社に再就職。
    そこは芸能事務所で早速とある新人のマネージャーになることに。
    恋愛騒動多発でどれが誰だか最初はわからないくらい大体の若い女の子が60歳のオジサマ既婚者に惚れちゃってるって話。
    デキル男は辛いね、前妻も未練っていうか憎しみ100倍になってるけど。

    アイドルマスターサスペンス風味なお話だった。

  • 赤川作品には珍しい男性主人公。
    それも素敵なおじさま。
    (赤川作品の男性キャラは圧倒的にダメ男が多い)

    ただ、「万年係長のまま定年を迎えたサラリーマン」であるはずの主人公が、芸能プロのマネージャーの仕事でちょっと活躍し過ぎじゃないか?
    堅物なので向いてないと思ってたけど、やってみたら向いているしやりがいのある仕事だった……という点を加味しても、総会屋対策とか記者会見の想定問答作成とか、「前職で経験がある」って都合よすぎないかなと。
    あと、主人公と妻・果梨は不倫略奪婚だったのかなと感じたけど、詳細が全く描かれず、元の奥さんがあそこまで思いつめる理由がいまいち分からなかった。

    ただ、全体として続きが気になる展開で飽きさせず、一応伏線も回収しきった……と思われる。

  • 才能溢れる若きスター・五代ユリのマネージャーとなった水田。
    万年係長で停年退職をした直後に華やかな世界に足を踏み入れた彼は、初日からアクシデントに見舞われることに。
    ユリと二人三脚でなんとか仕事をこなしていくなかで、水田は彼女の魅力を自然に引き出すという意外な才能を見せる。
    しかし、徐々にユリの人気が出始め、全てが順調かに見えた彼の第二の人生に、大きな事件が待ち構えているのだった…。
    芸能界の光と影を描き出す長編サスペンス。
    (アマゾンより引用)

    赤川さんにしてはきっちりまとめてて(笑)面白かった(*^ω^*)
    ただ、最初のマネージャーさんは結局…どうなったんだろ(笑)

  • 主人公が定年退職したところから始まるんだけど、これが冴えないオジさんかと思いきや、デキるオジサマ。
    こんなにデキる人なのに、なぜに最初の結婚相手がひどかったの?ってくらい。
    楽しく読めました。


    定年退職した水田に、嬉しい報告が入る。年下の妻の果梨が妊娠したというのだ。それを機に、義父が社長を務める芸能プロダクションに再就職をして若きスターのマネージャーとなった水田。しかし、幸せ溢れる夫妻の元へ、元妻の綾乃が現れて……。波乱万丈な第二の人生と、芸能界で次々と起こる事件を描いた長編サスペンス。

  • 図書館で借りました。

    安定の赤川先生。
    オリジナルストーリー。

    赤川先生の描くオジサマはとにかくモテる(笑)
    バツイチのオジサマが再婚して、定年になったらなんと子供が出来た!
    そしたら、元妻からの怖い要求が待っていて…みたいな。

    全体的には面白かったですが、元妻との離婚までの経緯が全く書かれて無いために、何かと問題のありそうな元妻だとは思うけど、ちょっと気の毒な面もあった。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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