誘拐ラプソディー

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 221
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575234244

感想・レビュー・書評

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  • 住む家もお金もない。あるのは借金と前科という38歳の男。人生諦めていた時に降ってわいたチャンスは「誘拐」。展開に派手さと意外性はないものの、クスッとウルッとのクライムストーリー。

  • すごくよかった!
    早く話が進んでほしくて、モゾモゾしてしまう感じでどんどん読み進めた。
    秀吉も伝助も、八岐組の面々も面白すぎです。映像で見たい!

  • 図書館で借りた。

    本がボロボロでちょっと残念。
    コミカルで面白かったんだけどねぇ。

  • 前科アリ、金なし、家族なし、家なし、仕事なし。
    おまけに死ぬ勇気もなし。
    そんな主人公が、偶然出会った6歳の家出少年。
    家はとんでもない金持ち?!
    そこで思いついた「誘拐」

    ところが、少年の父親は、ヤクザの親分だった・・・

    チャイニーズマフィアに、刑事まで加わって
    大騒ぎのドタバタが始まる。

    考えが足らない主人公と、無垢な少年のやりとりが
    ほんわかと笑えて、ラストはちょっとホロリ。
    暖かい読後感です

  • ヤクザの子供とは知らずに誘拐してしまう男のドタバタ。読みやすく登場人物のキャラも良くて笑えて最後胸が熱くなりホロリ。子供がアホで素直で可愛い!四角い顔の刑事親子が良かった。安心して堪能しました。

  •  凄い名前の主人公。
     自殺を決意し、死に方を模索するところは笑ってしまいます。どう考えても、死なない理由を探しているとしか思えないです。
     そして、現れた金持ちの息子・伝助。
     ちょっと足りないような素直さを持つ彼ですが、その親は人から恐れられる稼業の方。そうとは知らない秀吉と状況を理解していない様子の伝助の会話も、笑う笑う。

     でも、この二人がいいコンビとなっていく様子やその温かは、さすがぁ~と思いました。小説を読んで、声を出して笑ったのも久しぶりです。
     トップとしての立場、そして父親としての立場にも苦しむ篠宮のキャラクターもいい味がありました。その部下のチェリーちゃんもカッコイイ。

  • よりによってヤクザの子供を誘拐してしまう男のお話

    誘拐犯秀吉もおバカな男だけど
    誘拐されたヤクザの子供もほんとうにおバカ

    本当におバカなのだが最後はホロリとするコメディー
    読後感は爽やか

    大笑いできる作品

  • 初めはなんかふざけてるな〜と思ったけど最後は感動した。

  • 埼玉などを舞台とした作品です。

  • 心の中でたくさん笑って癒されました。主人公、そして子供がすごいいい。

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著者プロフィール

1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞。14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞。16年『海の見える理髪店』で直木賞。著作は多数。近著に『楽園の真下』『それでも空は青い』『海馬の尻尾』『ストロベリーライフ』『ギブ・ミー・ア・チャンス』『金魚姫』など。18年『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家デビュー。

「2022年 『ワンダーランド急行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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