ボディ・アンド・ソウル

著者 :
  • 双葉社
3.43
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本棚登録 : 92
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575235043

感想・レビュー・書評

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  •  初☆古川日出男という感じ。語り口が楽しくてするする読んじゃいました、たりーん。

  • メタミステリ・・・なのか??この人の文体が好きです。

  • 神・古川日出男のエッセイもどき私小説。いや純粋にフィクションだと思いますが。やはり言葉の浮遊感が素敵。
    酔っ払い感酩酊感、次から次へ溢れ出る言語の泉。を通り越して洪水状態。そんなわけで今回もフルカワンな暴走ストーリーでしたよ、と。
    そして『サウンドトラック』の続きは本当に出ないのか?

  • 宇宙を構築している“真実の音”に耳をすませろ―この低音世界で。ノンフィクションとフィクションの境界を破った、まったく新しい小説の誕生。

  • ヤバイコレ凄く面白い!ココ2ヶ月間の読書祭りで読んだ本の中で1番面白かったかも。ドミノとネクロポリスと並んで、今回のお気に入りベスト3に入ってます。<BR>
    でも面白かったけど勧めるのは難しい…最後まで挫けずに読める知り合いが思いつかない(爆笑)扉をめくってから約10ページ続く開幕電波を何とか乗り越えられても、それ以後の、ある意味虫唾が走るようなサブカル文体を読み通せる知人は少なそうだなぁ…
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    えー、あらすじを説明したいんだけど説明不可能です(笑)アマゾンに書いてある出版社からの説明文を引くと、
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    宇宙を構築している“真実の音”に耳をすませろ―この低音世界で。ノンフィクションとフィクションの境界を破った、まったく新しい小説の誕生。
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    だそうです。全然意味が分からないっしょ?(爆笑)
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    主人公は著者本人です。基本的には自伝というか日記というか?2002年の暮れから2003年の初夏までを綴ってます。何月何日に誰と会ったとか何を話したとか何を食ったとかドコに行ったとか、今度の小説はこんな事を書こうかなーとか調子が出なくて筆が進まないーとか絶好調だぜヒャッホーとかアタシが最後の一匹だベイビーとか、まぁそんなカンジです(謎)
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    他の登場人物は、実在の出版社の編集者や旧来の知人などです(実名かどうかは知りません)主人公である作家・フルカワヒデオは彼らと熱く打ち合わせをしたり、音楽について熱く語り合ったりしながらテンション高く力強く生きていってます。マジで物凄いパワーです(笑)そしてその合間合間、日常の時間をナイフでザックリ切り裂くように低音世界が存在しています。
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    この本が気に入るか否かは独特の文体に耐えられるかどうかで半分決まりそうです(笑)
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    最初の方でサブカル文体と書きましたが、この本の文体は他の著作と全然違ってて慣れるまでちょっとキツイです。業界…というかカタカナでギョーカイ!ってカンジの臭いが強くて、かつサブカル誌のエッセイにでもありそうな砕けた文章です。
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    どんな風に説明したら良いかと思ってたら、丁度現在集英社で大作シリーズ物書いている関係で<a href="http://www.shueisha.co.jp/furukawa/index.html">古川日出男公式サイト(期間限定)</a>がオープンしてました(全フラッシュなので回線遅い人はちょっと注意)
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    ↑ココの中のフルカワヒデオ日記の文体が結構この本に近いので、興味があれば試しに読んでみて下さい。この日記みたいな文章がこのテンションのままで300ページ強の本になってます(爆笑)一応、シリーズ紹介の所からは普通の作品の試し読みも出来ます。文体が全然違うので笑えます。
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    つぅかこの日記もある意味創作物なんじゃねぇの!?と思いたくなるよなぁ…ホントにこの調子だったら暑苦しさで島本和彦と並ぶよ(笑)マジなんでこんなに元気なんだこの人;そして自作品の朗読ギグって何;;
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    この人は、前に読んだ本の感想でも書いたように、物語として出来事を綴るというよりは世界を創る作家です。昨今の流行である、泣かせる・感動させる事を目的としたベストセラーとは真逆のタイプです。
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    最近のベストセラーの殆どは、読者を泣かせたいとか共感・感動させたいとか、もしくはショッキングさを前面に出して驚かせたい、怖がらせたい…など、まずは読者の側に「こういう『気分』になりたい」という目的がある事を前提として、ソレを狙って書かれた作品だと思います。
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    そういったモノと違って、この本の感想はただ「圧倒される」ってカンジなんですよね…。多分、いや絶対に著者も「オレの世界に圧倒されろ」と思って書いてる(笑)
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    そういった意味で、この人の作家としてのスタンスをジャンルで表すとしたらやっぱり純文学なんだろうと思います。
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    取り合えず、公式サイトの日記の文章が全然平気な人だったら読んで損は無いと思います。
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    あとコレ重要→この本は著者の後書きとかはないので、最後の方のページは絶対に先に読まないように!先にラストを読んじゃうと、面白さが半減どころか9割8分減です(笑)

  • 宇宙を構築している“真実の音”に耳をすませろ―この低音世界で。
    ノンフィクションとフィクションの境界を破った、まったく新しい
    小説の誕生。

  • この世界観、はまります。

  • アポカリプスXとはなんぞや

  • ピンと来なかった。

  • 現実と非現実の交差。デッド,バット・ドリーミング。

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著者プロフィール

1966年生まれ。著作に『13』『沈黙』『アビシニアン』『アラビアの夜の種族』『中国行きのスロウ・ボートRMX』『サウンドトラック』『ボディ・アンド・ソウル』『gift』『ベルカ、吠えないのか?』『LOVE』『ロックンロール七部作』『ルート350』『僕たちは歩かない』『サマーバケーションEP』『ハル、ハル、ハル』『ゴッドスター』『聖家族』『MUSIC』『4444』『ノン+フィクション』『TYOゴシック』。対談集に『フルカワヒデオスピークス!』。CD作品にフルカワヒデオプラス『MUSIC:無謀の季節』the coffee group『ワンコインからワンドリップ』がある。

「2011年 『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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