告白

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575236286

感想・レビュー・書評

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  • 帰国して初めて図書館で借りてきた本。
    数年前、地下鉄で隣に座った人が読んでて、気になってた。
    パズルとしては良くてきている。
    登場人物いろんな人の独白、というスタイルも効果的。
    被害者が小さな女の子という、ワタクシ的には間違いなく涙腺刺激のプロットだったのですが、泣けなかったのは、その技巧性の副作用か。

  • そこまで追い詰めるかなあ。韓国ドラマみたいでした。

  • 面白かった!
    珍しく一日で読み終えた。

  • 小学生の時に読んで衝撃を受けた。今でもパックの牛乳を見ると思い出す。
    湊さんの本はハッとするようなところにゾクッとなるような恐怖が潜んでいると思う。

  • 聖職者(教師)が「復讐」というテーマを持つというギャップが、
    より一層世界に浸る。
    教師も人間。
    改めて教師という職業の大変さがわかった。
    人との距離感がとても難しく、
    時には残酷なモノなんだと考えさせられる作品。
    自分の言動に芯を持って行動している人間は、
    存在しているのか。
    改めて自分に問おう。

  • 第一章の構成に惹きこまれて、私にしては珍しく一気読みしました。登場人物全員が自分こそは正しいと信じている、しかし事実は少しずつずれている…そんな主観の違いが非常に面白かった。

  • ひたすらグロい。
    読んだ後の胸糞悪さが逆に爽快ですらある。

  • 衝撃!!残酷なエンディング中 学の終業式の日、クラスで退任 する先生の驚くべき告白から始 まります。-愛美は事故で死んだ のではありません。このクラス の生徒に殺されたのです-先生怖 すぎます。 一つの事件をそれぞ れの告白を通していろんな角度 から書かれてる。後味悪いけ ど、読後は考えさせられます 人って怖い。先生の裁きは正し いのか。結局誰が悪いのかはわ からない、人それぞれなのだと 思います。就活、ゼミの宿題 そっちのけで一気に読ん でし まった 読みやすいし、ゾクゾク したい人にオススメです。

  • 主観の相違によってこんなに状況説明が変わってくるものなのか。シンプルな構成だけど、非常によく練られている。罪を犯した生徒達はみな裁かれていったわけだけど、最後にこの先生を裁くものはいないのだろうか。

  • 湊さんの本をはじめて読みました。一言「面白かった」人気があるはずですね

  • 昔読んだのを思い出しながら書きます。
    黒々としていて全く救いの無い話ですが、そこが怖く・気持ち悪く・そしてどこか癖になって最後まで読まされたような気がします。

  • 淡々と色々な人が告白していく。そして登場人物みんなが少しずつおかしい、壊れている。こんな話は泣きたいのに泣くこともできない。

  • 私よりも先に母が読んでいた。
    「面白かった!」と言っていた。
    彼女がいうように面白かった!
    ただ、少し怖い。
    正解のない問題の一つの正解の形。
    一人ひとり形が違う。
    それがきっと不気味。
    そして、一番かわいそうなのが一番関係のない人。
    無知は罪なり、知は空虚なり、英知持つもの英雄なりということなのでしょうか。
    考えさせられます。

  • すごかった

    衝撃的な展開

    被害者 加害者 加害者の親の視点
    色んな角度から成り立つ展開は素晴らしかったと思う

    でも、救いがなさすぎラストは
    自分自身はあまり好きではないため、☆2

  • 各々による告白で明かされる復讐ミステリー。
    第一章と最終章の衝撃は後味の悪さも手伝って心に残ります。

  • 読みやすい文章なのに内容は人の嫌な面をガンガン見せられる。後味はよくないですが、それが普通なのかな。

  • ずっと読んでなくて期待ばかり膨らませていたので少し物足りなさはありました。しかし読みやすく、楽しめる作品。

  • めっちゃ面白かった!

    登場人物がすごく人間臭い。事件を通すと異常な人に見えるが、考え方は普通で、逆に言えば普通の人でも何にでもなりえる。

    しかし、それぞれの個性も際立っている。
    それぞれがそれぞれの思いで行動する。別の者はその人の思いを勝手に解釈して行動する。など、普通のできごとである。

    それでも、殺人事件が起きるのは異常だと思う。異常と普通の境目が分からなくなるような、読み終わったあとでも、何かモヤモヤが残るような。

  • 展開がよくって、ページをどんどんめくって、最後にゾクッとして。余韻が残る作品。

  • 図書館での予約は500件以上!

    読後感が最悪、最後も救いがないと聞いて、心構えがあったのでまぁ読めた。
    本屋大賞って、もっとハートウォーミングな作品が選ばれるもんだと思ってた。

    実在の事件や人物を容易に想像させるのはどうなのか?
    中学生にここまでの技術力はあるんだろうか?
    等々、いくつか疑問が残る。
    中学生だからこその、残酷さ・幼さがそこまで実行させてしまうのかもしれない。

    学級委員が冷静・沈着な様でいて、ルナシーと同一視している所は、ギャップに驚いた。

    強引な所もあるけど、次はどうなるんだろうかと読ませる力はある。
    少年Bの気持ちの描写は納得できた。
    刺激的な事柄が続くからでツルっと読めるのが、やはり読後感はよろしくない。

  • おもしろかった

  • 怖い・・・。生々しいが。少し、いじめには似てる?とも感じた。

  • もっとおどろおどろしい話かと思っていたが、予想外にサラッとしていた。
    ドキドキしながら借りてきて、読むのを少しためらっていたのだけれど、あっさりしていた。
    各章が登場人物の独白っぽく、短めのボリュームであり、サクサクと読み進められた。

    結局のところ私も、“マザコン”の一言で済ませてしまいそうになる。
    中学一年生の男の子の気持ちはサッパリ分からないので何とも言えないのだけれど…。
    そして悠子先生は、愛する人たちを失い、復讐をしたものの、これからどうするのか?
    残りの人生、少年たちの行く末を眺めることだけで過ごすのか…。

    章によって、語り手が変わるのだけれど、どうしてもみんな同じ雰囲気に感じられてしまった。
    立場、境遇など皆違うはずなのに、どれもみな淡々としていて感情の起伏が無い感じ。
    そこが、読んだ時のアッサリした印象になってるんだろうけど。

    物語としては、面白かった。

  • 話題だったので買って読んでみたのは正直なところです。
    しかし、読み始めたら止まらずぐいぐい引き込まれるないようだった。
    決して、読んでいて楽しいわけではないが、やめられなくなる…何とも奇妙な読後感です。
    湊かなえは斬新な文章の表現をする作家だなと思いました。

  • すごい衝撃的な内容とあり、映画化もされていたのでずっと気になっていた小説でした。が、なんというか期待外れ。でも新人さんが書いた小説だったとは知らず。それにしては斬新ですごいなとは思いました。今の社会が抱えている闇をそのまま書かれてあるようで、読んでて暗くなりました。

  • 読み終わっての感想は恐ろしかったの一言です。
    読了感が重くて黒い。なんかそんな印象でした。爽やかさは全然ないですね。でも読みやすい文章なので不思議と惹きこまれてしまいました。

    主人公の女教師は、教師としては嫌だなって感じだけど、女性としては同情、共感してしまいました。
    愛娘を失う痛みとか苦しみとか怒りとか悲しみとかってきっとあんな感じなんでしょうね。

  • 大人が子供に本気で復讐するお話。第一話が傑作。 どんどんグダグダしていったのが気にはなる。 終わり方がものすごく後味悪いので気に入らない人はいるとおもいます。

  • 読んでて面白いとも感じるが恐怖も感じた。本を読み進める内に自分の中の闇の部分を掘り返される感じがあり、スリリングだった。

  • 続きが気になって一日で読んでしまった。
    章によって目線が変わるので、登場人物の気持ちや状況がわかりやすくおもしろかった。
    映画も良かった。

  • 面白かった。真夜中の一気読みには最適!
    ここまでくると、もはやエンターテイメントのように思えます。
    でも、再読はしたくないかな…。笑

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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