- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575236286
感想・レビュー・書評
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登場人物の一人ひとりが語り口調で話が進んでいく内容になっていて、登場人物の心情が細かく書かれていて話にのめり込める作品になってた。
ラストは衝撃の展開で何度も読んでも面白そう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本屋大賞で予約して、初めて読んだ湊さんの作品ですが、おもしろかった。映画もアカデミー賞で、早くみたい。
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それぞれの人物の視点から、徐々に物語の真相が明らかになり、読んでて疲れを感じず、あっという間に読み終えてしまいました。
これが、デビュー作とは思えないほどの完成度と面白さでした。
また、読み返したいです☆ -
なかなか面白かった。
一定のクオリティは超えているミステリだ。
中学生による担任教師の娘殺し。
章毎に、主要キャラクターによる独白という手法がとられている。
犯人の動機、共犯者の動機、担任教師の復讐が明かされていく。
しかし、特に驚くほどの出来ではなかったというのが、正直なところ。
特別重苦しい読後感でもない。
先日読んだ、「愚行録」の方が数段、最悪の読後感だ。
本屋大賞ベスト1というコピーに惹かれてものの、これで一番になれるのか??との疑問が渦巻く。
「のぼうの城」や「新世界より」の方が圧倒的にスリリングな展開だし、クオリティも高いよなあ。 -
湊かなえさん初めて読みました。なるほどこれは評価されるはずだ、と。納得です。思わず、うわ……と言ってしまう人の影の部分に、病み付きになる感じですね。ミステリとしても大変面白かったです。
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なにが正義で、なにが悪なのか、分からなくなりました。
再読します。 -
子供が子供を殺して、母親が復讐するという怖い話。読み始めはかなり衝撃を受けた。
一つの事件をそれぞれ別の登場人物の主観で語らせていたのが面白かった。 -
おもしろこわい作品でした
実際にここまで出来る人が世の中にどのくらいいるのかな
さすが2008本屋大賞~! -
映画を見てから原作を読みました。ほぼほぼ映画と原作は同じ内容でしたね。とにかく思い内容でした。映画を日曜日夜に見たのですが、あまりに重かったので翌日の仕事が嫌になりました(´・ω・`)
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そこに「正しさ」なんて存在しない。あったのは各々の主張-『告白』だけだった。
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すこしずつ告白をしていく登場人物達。
だんだん恐ろしい事が読者にもわかっていく・・
いやー、引きこまれますよね。 -
ミステリー読んで初めてすごいと感じた。
こんなにさくさく読めたのは久しぶり。
世界観がとてもすき。 -
最初から最後まで勢いがあり、読みやすい作品。
ひとりひとりの告白形式で話が進んでいく。
ミステリーより人の描写に重きを置いているのか、読んだあとに考えさせられる。 -
中学生の時に出会って読みました。いまだに覚えてるくらいインパクトが強い。映画にもなったけど、小説派です。一気読みしてしまうくらい内容には引き込まれるけど、読み終わったあとの給食は食べれなかったなぁ...笑!
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いまさら?というほどの話題作。ひとつの悲しい事件を軸に、登場人物それぞれの視点で章ごとに物語が展開される。歪んだ中学生に狂わされた母子の人生。そしてその中学生が抱えていた問題とは。
ちょっと暗く怖い小説ではあるけど、こういう「推理」小説もあるんだな。ミステリって感じではないけど。 -
一人一人の独白を繋げて物語を作っていく形になっているため、それぞれの行動の解釈によって大きく話がもつれ悲劇につながっていく流れになっていく。どの登場人物もあまりに自分よがりの考えすぎるのが原因かなと考えてみた。
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世の青少年犯罪の裏に複雑に絡み合うパズルを見ているような作品。小説を読んだという感覚がなく、過去にあった忌まわしい少年犯罪のそれぞれにあるべく因果性を深く考えさせられるような想いが残る。
じわじわと沸き起こる殺意は、魂の歪みか、あるいは暴走した脳回路の行きつく果てにあるものか...。登場人物の淡々としたわかりやすい心理描写は、そんな事までを思い巡らせる。
登場人物の細かい性格付けは履歴書を作るほどの徹底ぶりだという湊かなえ。丁寧に描かれた人物像には作者の愛情が感じられる気がした。
人間の奥底に潜むものの絡み合いを丁寧に描かれた作品を、もっと読んで見たいと思った。 -
中学女教師森口が最後のホームルームで事故死だと思われていた自分の娘が、実はそのクラスの2人によって殺され、復習のためにHIVウィルスを2人の牛乳に紛れ込ませたことから始まる。。犯人は元研究者であり、すでに離れて暮らしている母親に振り向いてもらうために発明を続ける渡辺と、自己顕示欲が強く、過保護の親に育てられた下村。2人は教師の仕掛けた復習によっておかしくなっていくが、渡辺にとってはそれも母親につながるために計算されたことであり、最後は全校集会で爆弾自殺で母親の気を引こうとする。それを知った森口は爆弾を渡辺の母親の研究室に仕掛け爆発させ話は終わる。復習にかかわる人物が芋づる式に登場し、告白を繰り返す形で話はすすみ、一気に読める。それぞれの自分の倫理、論理があり、各々が各々の正義を持っているとおもわせるが、最後には全員がやっぱりおかしいこということになる。特に印象に残ったのは、それぞれの「母」の描写だった。母親として復習する森口、夢を捨てきれず息子の世話とのジレンマに悩む渡辺の母、息子が優秀ではないことを認められず、最後には心中をはかる下村の母。愚かで悲しい母親像が印象に残った。
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268ページ
第一章の森口目線での語りはとても引き込まれた。その後、章ごとに視点を変え物語を展開していくが、内容的にかぶるところもあり若干退屈。中学を舞台に「爆弾」も少し非現実的。しかし、冒頭の引き込まれる感はとてもあった。 -
作者が主婦というのが驚き。怖い。恐い。作者の頭が(褒め言葉として)
これは流行ってた時に父が買ってきてすぐ読んだ記憶がある。
確か先生視点と生徒視点とか視点が変わって行って先生が生徒を追い詰めるのが心にズキズキ&ワクワク読めてほかの作品も読みたいと思った。気がする、。 -
すごい!ほんとにその一言!処女作だとは思えない!
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前評判がかなりあったので予備知識が入り過ぎて偏っていたかもしれない。でも、読み終わって一番に思ったのは(おっそろしい…)だった。はじめの序章はかなり衝撃的で面白いけれど、徐々に話が偏ってきている気がした。最後は、これでいいのか?と疑問に思ってしまった。確かに復讐からは復讐しか生まれないけれど、ここまで個々の人物の復讐を連ねるならば正に告白だ。う〜ん…難しいけど、後半はちょっと読みたくなかったかも。確かにすごく惹きつけられる部分もあったが、あえて伏せておいても良かったのではないかと感じるのは…自分だけだろうか。
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担任の先生が突然の退職…その退職日に2人の男子生徒にとんでもない復讐をする!
その事件の背景とその後を色々な人の視点で書かれている。
せれぞれが繋がっていくのがとてもワクワクして読むのを止めれないΣ(°□°;) -
3人の母親のお話。妊娠中に読んで、「母性」というものを強く考えさせられました。
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昔読んだが細部忘れたので。思い出した。
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読み終わった後は後味が悪く、それでいながら、人間というものの身勝手さが身にしみる作品。おもしろくて怖い、そんな感じ。
中学教師の森口悠子は1年B組の終業式の日、担任をした生徒たちの前でとある告白をする。自身の娘の愛美は「事故で死んだのではなく、このクラスの生徒に殺された」と。そして6章にまたがり、5人の語り手によって物語は進んでゆく。 -
初の湊さん。この作品は映画化もされ、
なんとなく怖い印象があったので避けていましたが、図書館で手に取りました。人格をつくるのは様々な環境なんだと改めて感じました。 良くも悪くも。
そこでどう自分が向き合え、考えることができるのか。
映画も見たくなりました。 -
新しい形式のサスペンス。。。ちと怖い