奇跡の人 The Miracle Worker

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575238792

感想・レビュー・書評

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  • 青森県弘前市の男爵家令嬢で三重苦の介良(けら)れん&彼女を人として教育する去場安(さりばあん)の物語。
    つまり、ヘレン・ケラー&サリバン先生。
    もうそのまんま。

    実在の人物をモチーフにするには、内容が非常に中途半端。
    伊藤博文とか近代史のリアルな人物や設定を利用していながら、この程度の内容というのは、かなり悪趣味だと思いました。
    いわゆる「パクリ」の域を出ていない。

    普通にヘレン・ケラーさんやサリバン先生の自伝や偉人伝を読んでいる方がはるかに感動するし、内容も良かったと思います。

    原田さんの文章は好きだけど、この本はここ数年読んだ本のなかで一番ヒドイお話だった。
    学校の宿題で創作小説を出されてこれを提出したら、リジェクトされそうなレベル。

    このお話に感動する人って、そもそもヘレン・ケラーさんの本とか読んだことがない人なんじゃないかな?

    • シャクナゲとエビネさん
       同感です。青森を舞台にヘンテコな名前の登場人物でこの話を書く必要性が全く理解できない。
       同感です。青森を舞台にヘンテコな名前の登場人物でこの話を書く必要性が全く理解できない。
      2016/03/29
    • らじヲさん
      シャクナゲとエビネさん、こんばんは!
      最後も中途半端で、なんでこんな実在の人物に敬意のない本を書いたんだろうって思いました。
      同感の方が...
      シャクナゲとエビネさん、こんばんは!
      最後も中途半端で、なんでこんな実在の人物に敬意のない本を書いたんだろうって思いました。
      同感の方がいてくれて良かった!
      2016/03/29
  • なんでリメイクしたのか意図がわからない。

  • ヘレン・ケラーのような三重苦の少女が日本にもいたのかと思い手に取った本ですが、実はそうではなく、ヘレンの話を日本に置き換えた 二番煎じのストーリーで、途中でガッカリしました。(名前が出てきたところで え?っと思ってしまった)
    これだったら、ヘレンの物語としたほうが良かったと思う。

  • ヘレンケラーの話を日本版にした作品なのだが、これは賛否両論って感じだろうなと思う。私的には無しかなと思っている。青森の方言が強すぎるのと明治という時代背景のせいか、若干読みづらさが増している。しかし、れんのハンデをばねに一生懸命、生きる姿には心をうたれた。何事も努力するのみといった感じで突き進むことが大切なのかもしれない。

著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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