君の膵臓をたべたい

著者 :
  • 双葉社
3.90
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本棚登録 : 12702
感想 : 1468
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575239058

感想・レビュー・書評

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  • 青春というにはあまりにも苦い。

  • 読後感がとても爽やか
    表現が今風って感じがしたけど、その分読みやすい
    春樹くんの言い回しや桜良ちゃんの「うわははっ」の笑い声が本当に声になって聞こえてきた
    人を好きになるってこんなに美しくて力強い感情なんだなぁって思った
    うわははっ!

  • ・あんなに流行ったのに読んでいなかったので、今更ながら。
    ・あんなに流行ったのによくネタバレを踏まずに生きてきたな…先人たちに感謝。ふつうに病で亡くなる感動ストーリーかとおもっていた
    通り魔こわい。
    ・読者自身の性質が春樹側であってこそ、この本に打ちのめされるのではないか。自分がそうだったので。
    初めは、泣かされてやるもんかと斜に構えて読み始めた。【おとなしいクラスメイト】だとかいちいち書かれて気が散るわ…やれやれ…などと思っていたし、サクラが自由すぎて この主人公も相当お人好しだな、と。
    それを、二人の交流が深まるうちに、サクラに魅力を感じ、主人公ともども 心をこじ開けられていった。本当は素直に感動したいし、屈託なく笑い合ったりもしてみたかったんだなあ。
    ・しおりを壊されて、上靴を捨てられて、殴られて、それでもタカヒロのことは誰にも黙っていたのかしら。つくづくお人好しだ。黙って見守っていた親も相当辛抱強い。
    タカヒロ、おまえ 通り魔のことどう思ってるんだ?あれが、自分の都合しか見えなくなったナレハテの姿だぞ。貴方がああなっていたかも知れないのよ。心を入れ替えて 相手を見つめる練習から始めなさいね。
    ・母親に一万円を渡されるシーンで、初めて泣いた。それ以降は箍が外れてしまい、ずっと泣いていた。片手で洟は拭けないし、本を汚したくもないので、閉じたり開いたり忙しかった。
    嗚咽する春樹に、山内家の母がハンカチを差し出すシーン、ピンとこなかった。なにかハンカチに関した伏線ありましたっけ…?(そして、そんなものでは足りないですよおかあさん、ボックスティッシュが要る。)
    ・主人公の苗字「死が隣に…」というのでヨコニシとかかな?と推測していたが、シガでした。
    志賀直哉と村上春樹を知っていて、星の王子さまの知名度は知らないって、サクラちゃんのアンテナどうなっているのか?まぁ、志賀と春樹なら 国語の授業で名前だけ聞くこともあるか?

    話は一本筋で、登場人物も少なく読みやすかった。
    人が亡くなる話でこんな評価は申し訳ないが、あたたかいより寧ろ、清々しい気持ちになった。

  • ピア・サポーターKさんのおすすめ本です。

    「最初はアニメ映画の方から知りましたが、アニメとはまた違った魅力、本ならではの迫力があります。
    これを読めば、改めて人を愛すること、生きることについての重み、深みを知れるでしょう」

    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00524608

  • 小説を読んだことがない友人にもオススメ出来る、本当に素敵で大好きな1冊。読みやすいのに内容は深くて、この本が永遠に心に住んでいる。

    死を受けいれ、全く病気の気配を見せず、明るく天真爛漫に振る舞うヒロインがあまりに魅力的すぎる。自分の性格と似ているところも多くあり、私がもし余命宣告されてもこんなふうに生きる、と決めている。
    彼女を通して変わっていく主人公も良い。
    一気に読んでしまうし、笑えるし、心がぎゅっとなるし、涙がこぼれる。この本が好きな方にはアニメである「四月は君の嘘」もおすすめです。

  • 2人の出会い方や、片方が活発でもう片方が振り回される感じは、まさに青春恋愛小説!かと思いきや、
    恋愛とは言い切れない関係性、新しくもありなんか良いなとも思いました。
    さらに展開があっ、そうなるの?と驚かされるもので、
    全体を通した感想は「新鮮」でした。

  • 死を覚悟した彼女の生き様には感動しました。
    高校生なのに、こんな考え方が出来ることにただただ、感心!!
    そして、それに巻き込まれていく【仲良しくん】。
    出会いは、偶然ではなく、自分達の意志だった…

    彼女に僕の価値観を理解してもらおうとは思わなかった。彼女は僕とは反対の人間なのだから。 (p. 179)

    と、言いながらも少しずつ、少しずつ二人の距離が縮まっていく様子は、とても素晴らしかった!

    そして、物語の最後は、予期せぬ方向で終わったのですが、それまでの経過での疑問も少しずつ解き明かされていくので、読了感もスッキリ!!でした。

    とても好みの小説でした。

  • 文体がとにかく苦手。

  • 自分が死期が近いとして、その事実を隠して周りの人に普段通りに接してもらいたいという気持ちはよくわかるなーと思った。

  • 病気で余命僅かでお涙頂戴的な苦手な雰囲気だったので敬遠してたのですが、見事に裏切られただけじゃなくしっかり感動させられました。まいりました。

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著者プロフィール

高校時代より執筆活動を開始。デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、2016年の本屋大賞第二位にランクイン。他の著書に『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』『青くて痛くて脆い』『この気持ちもいつか忘れる』『腹を割ったら血が出るだけさ』がある。カニカマが好き。

「2023年 『麦本三歩の好きなもの 第二集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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