最後のページをめくるまで

著者 :
  • 双葉社
3.11
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本棚登録 : 426
感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575241907

作品紹介・あらすじ

小説の、最後の最後でおどろきたい方、ぜひどうぞ。「どんでん返し」をテーマに描いたミステリー5編。「使い勝手のいい女」「わずかばかりの犠牲」「骨になったら」「監督不行き届き」「復讐は神に任せよ」……どの短編も、ラストで景色が一変します。

感想・レビュー・書評

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  • いろいろ推理しながら読んだけど『最後のページをめくるまで』結末がわからない。
    子どもの亡くなる話は、ツラいけど話の展開は、おもしろかった。

  • どんでん返しをテーマにした5編からなる短編集。
    全体的に後味悪いというか、イヤミスな雰囲気漂う感じです。 
    ただ本の帯がどんでん返しを強調しすぎてるせいでハードル上がりまくった結果、少々肩透かしをくらう結果に...
    多分それがなかったらある程度は楽しめたと思うんだがなぁ

  • 初めて読む作家さんで、まったく期待していなかったのですが(ごめんなさい)、とても面白かったです!

    こういう短編集って、普通いろんな長さがあるのに、
    コンスタントに40ページ前後。
    出版社にとって「使い勝手のいい女」かも、水生大海さん。

    「最後のページをめくるまで」とありますが、
    私なりに「ミステリーなんだから」といろいろ想像して読みましたが、ことごとく裏切られ、予想もしない結果をいただきました。

    うーん、まだまだかな、私。

    水生大海さんの小説、これからも読みたいと思いました。
    期待しています♪

  • タイトルの通り、最後のページをめくると衝撃のオチが…というコンセプトの短編集。どれも後味の悪い感じで好みでしたが、正直このタイトルで期待値爆上げになってしまって、どんでん返しに驚くことはなく、ああそうくるのか…くらいで終わってしまった。とはいえ、このタイトルじゃなかったから多分手に取ってなかったから、ど直球なこのタイトルは得なのか損なのか微妙なところです。

  • 読み終わった瞬間、うへーっ、ってなる。
    5つのどんでん返しにまんまとどんでん返される快感。
    しかし水生さん、容赦ないね。特に「わずかばかりの犠牲」。。。もう、なんも言えねえくらいの容赦なさ。うへーっ。

  • 本の名前の通り、最後のページまで読まないと結末がわからない本でした。

  • 五つの短編小説。タイトル通り、最後のページで真実がわかる・・・いや、正確にはその数ページ前からだけど。
    イヤミスだけど、かなりサイコスリラーのような。。
    なにも疑わずに読むと、やっぱりというものもあったけど、え?あれ?と思う展開のものもあり、もう一度読み返すとそういうことか、とジワる箇所もあり。
    サクッと一気読みできる分量だし、なかなか楽しめた。
    242冊目読了。

  • 題名の通り、最後のページをめくるまで何が起こるかどう終わるのか予想ができない短編集。のはず。

    1話目からめちゃくちゃ予想通りに進んでしまって失笑。
    でもこういう感じね!少しコミカルなどんでん返しね!嫌いじゃないわよ!
    と思いながから進めていったらおっとどっこい。コミカル皆無のイヤミスだらけ。
    1話目に騙されたというか、期待してしまった分この後味の悪さが辛い。。
    次は大丈夫、次こそは大丈夫と読み進めながら救われないまま終わった。笑
    イヤミスは嫌いじゃないから1話目に騙されずにイヤミスだと思って読み進めたらもっと楽しめたのにな。
    予想も出来ないどんでん返しのはずだけど全体的にインパクトはあまりない。

  • ミステリー短編集。タイトル通り、最後のページを捲ると一転する。タイトルがタイトルやからどうなるんかな、とワクワクする。使い勝手のいい女、が全くの予想外で1番印象的で好き。次行く前に読み返したもん。あと他のも終盤うわぁ、という思いをさせてくる。

  • まさに、標題通り。

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著者プロフィール

三重県生まれ。2009年、島田荘司氏選考の第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞した『少女たちの羅針盤』でデビュー。14年「五度目の春のヒヨコ」が第67回日本推理作家協会賞短編部門の候補に。20年『ランチ探偵』『ランチ探偵 容疑者のレシピ』が「ランチ合コン探偵 ~恋とグルメと謎解きと~」のタイトルでTVドラマ化。ほかに「社労士のヒナコ」シリーズ、『冷たい手』など著書多数。

「2022年 『ランチ探偵 彼女は謎に恋をする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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