- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575307122
感想・レビュー・書評
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安かろう悪かろうとか、子供の領域だからとかだとしても、少々度が過ぎる作品群。現代社会では起き得ないであろう時代が産んだ奇妙なモノたち。タイトルにあるインチキってのがなかなか持って的を得ております。その背景。会社の立ち振舞。社内資料やらインタビューやらで、さながらドキュメント・ルポの様相となってきている一冊です。たくさんの写真は、もう著作権やらなんやらは、スレスレです。ですが、そのアツい背景も描かれていて、なんだかほんとに、素晴らしきと称する一冊かもです。
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最高! 高円寺東通りフジスーパーの脇にあった心霊写真のガチャガチャ思い出した(大槻ケンヂがいいともで話したヤツ)。
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コスモスのガチャってかくもいかがわしかったかと改めて驚き、思わず笑う。
集者と著者が異なる、集めた本人じゃないから書けるキレのよい評と、コスモスにまつわるノンフィクションがすごくおもしろかった。 -
「インチキ」が正義だったあの頃、20円握りしめて僕らは駄菓子屋へ向かった。「インチキ」がゴロゴロ詰まったガチャガチャにお金を入れ勝負に挑んだ。僕らにとって駄菓子屋は鉄火場だった。足がグニャグニャで絶対に立たないガンダム。変なポーズのアストラ。ある時は歓喜し、ある時は空き地に投げ捨て一喜一憂。あの頃たしかに「インチキ」が正義だった。
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巻末のインタビューを読むと、思った以上に堅気ではない仕事やったんやなぁと感じた。本当に、コスモスのガチャガチャにはいい思い出が一つもない。