- Amazon.co.jp ・マンガ (151ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575335118
感想・レビュー・書評
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女と猫シリーズ二作目は小鳥遊さんが主人公。バイト先にやってきたかっこいい店長に迫られるも、いなしかわしつつ絶妙な距離感を測り、銀さんのお店に連れてきたり。息子を愛するがゆえに、厳しいこともいい、自分が認めない彼女とは別れさせたり、当然反発も受け。凛として飄々としているようでも悩みどころは勿論あり。「母さんはあんたの奴隷じゃないし炊飯器でも冷蔵庫でもぬか床でもないのよ 洗濯機でも掃除機でも留守番係でもないし 思うままに怒鳴っていい壁じゃない 嘘つかれて待たされて平気じゃない 作った料理を食べてもらえなくて悲しくないわけじゃない」「人は私を悪く言わないかわりに距離を置く いつものことで辛くはないけど寂しかった でも今更どうにもで来ないと諦めているのも私なのよ」「50代の私は「妻でもあり母親でもある私」 「心地いいそれだけで充分幸せだわ」「老いた鷲でも爪は衰えてないって早く教えてさしあげたいわ」そして、銀さんの「体が欲しいもん教えてくれてる時は素直に従ったらええですよ」にグッとくる。ブリコのマリネ、しょっつる仕立て、揚げ出し豆腐のからし菜漬け、、地鶏の煮凍りとじゅんさいのポテトサラダ、食べてみたい。
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このシリーズの中で一番好き。
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★3.5
食べ物がどれも美味しそう。
女と猫は〜の続き。シリーズになって欲しい。 -
表紙に惹かれて。大変よかったです。
ただ、例の店長が気持ち悪すぎてどうしても受け止めきれない・・・魔女が自分の母親だったら嫌だなぁとか、その息子もちょっととか、そういうの以上に、彼がだめ。絶対に嫌。気色が悪いし気味が悪い。
あんな人を鼻先でいなせるようになれたら、立派な魔女なんだろうなぁ・・・ -
女と猫は呼ばない時にやってくるの続刊だけど、視点を美魔女の小鳥遊さんにスイッチ。海千山千な感じがおもしろかった。悪くない。
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うん、まぁ。ん~作者買いして・・・。
もうちょっと考えて買います。 -
またも装丁が美しい。普段そんなことしない本屋さんが、新刊コーナーの一等席に、前巻「女と猫は呼ばない時にやってくる」も一緒に並べて売ってました。セットで買ってね。作者の世界観が気に入ったら、『家政婦さん』シリーズ既刊3冊もまとめ読みおすすめ♪
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もったいないな~この長さ。綺麗に伸ばすの大変だろうに。こういう母は素敵だが自分の親だったらちょっと嫌かも・・・?
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小池田マヤ先生新刊ということで購入、前作である「女と猫は呼ばない時にやってくる」はまだ未読なんですか、そんなこと関係なく楽しめました。
妖艶な老い。表題どおりの主人公と言わざるを得ない今作の主人公小鳥遊さん。立ち振舞から弱点の作り方、人間関係の間合いまで老いたからこそわかる周到さがよく出てるキャラでした。しかし、そんな彼女も家に帰ればただ帰らないのかもしれない家族を待つしかない存在でしかない。強さと弱さが並行して描かれているのがとても小池田先生らしいキャラだなぁと思いました。小池田先生が考えつく妖艶なキャラにはどう考えても太刀打ちできなさそうなのがすごいです。
基本でてくる料理も美味しそうなのが小池田作品の特徴ですが、今回はカバー裏のシュシュ作りも凝っています。小池田先生にはこれからもこの作品でもあったような人間の強さと弱さを描いていって欲しいです。