- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575513998
感想・レビュー・書評
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人生をやり直せたらどんなにいいか。
そう思う人は多いと思います。
この物語の主人公の知子、薫、晴美の三人もそう思っていました。それが「遠来の客」という店のおかげで30年前の高校三年生に戻ることができました。
その後の人生が良かったのか。
女性の生きにくいパターンがうまく書かれています。
解説を読んで、元SEということで親近感もわきました。
隣の芝生は青かったのか、知りたければ是非本書を読んでみるべきです。
この本を読んで、人生が変わる人もいるのではないかと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分も過去に戻ってやり直したいと思ったことがあったので買いました。いろいろ考えさせられる本だった。
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2019/3/9デビュー2作目で本人インタビューもあり。女性人権に厳しい人。
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スッキリした。人生はやり直しはきかないでも今に不満があるなら変える努力はしてもそれも人生!我慢もそれも人生だろけど変える努力は何も悪くない。そして私の変えたいポイントはあるけど変えれるわけないからやなくこのままでも変える努力をし続けて今、明日、未来!全て私の人生を楽しむべきやと生きてることが楽しみって思えた。
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ここ数年で読んだ本の中でも1、2を争うくらい良かった。学ぶことも多かったし、エンターテイメント性も高い!!
物語の主役は3人の中年女性。彼女たちはそれぞれ専業主婦、キャリアウーマン、独身非正規雇用という立場にいて、それぞれにそれぞれの不満を抱えて生きている。そんな彼女たちはひょんなことから高校生に戻って人生をやり直すことになったのだ……。
主人公である3人の女性たちの設定がとにかくどれも絶妙に良い。仕事や結婚の描写もリアルなので、本当に3人の人生を追体験しているかのように錯覚させられる。
中身は中年の人が高校生に戻って人生をやり直してどうなったのか。成功か失敗か。最後に下した決断は。
ぜひたくさんの人に読んでほしい。 -
47歳の高校時代の同級生の女性3人が、デパートでの故郷催事でバッタリと遭遇。現在の生活に不満を持つ3人が、ある日、30年前の高校時代にタイムスリップし、人生をやり直すというストーリー展開。人生経験を重ねた3人が、再度高校時代から人生をやり直し、見えてきた事、分かってきた事とは?
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ぼんやりした不安と不満を抱え、それでも平凡に暮らしていた40代の3人の女性━高校の同級生だった知子・薫・晴美。
ある日、デパートの故郷物産展で偶然顔を会わせた3人は一緒に食事に行ったお店で突然高校時代にタイムスリップさせられてしまう。
40代の意識を持ったまま高校3年生時に戻った3人は、本当のその年齢時には見えていなかった家族、特に母親の姿を知る━
そして後悔していた“選べるはずだった未来”をとり新しい人生を進むが…
人生は変えられることを教えてくれる長編if小説。
よくある“現状に不満のある人間が今の意識知識を持ったまま過去に戻ってやり直せたら?”というストーリー。
なんていうか、古くからの“女は家庭に入って”という価値観と“男女平等、女も働いて自立”が年代や土地柄で入り交じっているから余計に生きにくい時代な気がする…
結局どの道を選んでも、何かしらの後悔や、あちらを選んでいたら多分もっと幸せだった…っていう幻想は無くならないと思う。
変えられるのは自分自身だけ
過去も他人も変えられないなら自分が変わるしかないよね。
愚痴愚痴言って留まってないで、なりたいように、望む方へ、と行動しないと。
と思いました- -
女の人生について、とても共感できることろがいっぱいあって、展開も面白かった!
誰かに嫉妬したり、不満を溜め込むよりも、自分が何をしたいのか考え、行動することが大事だなと感じた。 -
専業主婦の生活に不満と後悔の日々を送る知子。
そんな時、たまたま地元の物産展を見つけ立ち寄ったら、高校卒業して依頼の友達二人と再会した。
三人で行った居酒屋で、自分の不満を話していたら、高校時代にタイムスリップすることに!
再度人生をやり直す三人だけど、結果はいかに?!
タイムスリップした時代では、外側は女子高生、中身は人生経験豊富なおばさんという冷めた見方や振る舞いが面白さを増していた。
2018.11.16 -
どうやら私は垣谷美雨のIF小説が好きなようだ。女性心理の描き方が女性的。センチなプチハッピーエンドで読後感は爽快である。
47歳の、キャリアウーマン・専業主婦・冴えない貧乏独身女性、それぞれ異なる人生軌道を送りそれぞれ悔やんでいる同級生の中年女性3人がある日突然、現在の記憶のままで17歳の女子高生に戻り、違う自分になるよう目指しては見たものの、、、2時間ドラマになった作品