- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575514933
感想・レビュー・書評
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確かに静加は孤独だった。
闇が深ければ深いほど、他人を遠ざける。
五つの事件の真相と背後に彼女がいることさえ気づかせない。
なぜなら彼女の価値観に常人は追いつかないからだ。
ラストでようやく彼女の正体を掴んだときには。。。 -
ストロベリーナイトでハマった誉田哲也さん。面白かったです。
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短編連続小説。
悪女ものとしては、白夜行っぽい。
静加の動機がもう少し掘り下がっていればと感情移入しやすかったかも知れないが、読みやすいイヤミスでした。 -
ちらりちらりとしか姿を見せない主人公が、健気でもありとてもおぞましい。あまりに断片的にしか登場しない分、想像力を掻き立てられる。そして終章になって急に主人公の心理が立体的に見えてきた。その悲しさは非常に重い。
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なんだか現実味がなさ過ぎて、物語に入り込めなかった。
こんな子が、居たら嫌だ。 -
事件を重ねて浮き上がっていく人物像にぞわっとする。それぞれの事件の概要をメモしておけば良かったと思うほど絡み合う5つの話。最後まで静加自身で語られる事のない部分にイヤミスっぽさがありつつも語られないからこそ彼女の暗さが浮き彫りになり魅惑的になるようにも感じた。
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一人の女性の生き様。視点を変えて語られて行くこの方法は意外に面白い。ただ結局最後の残念な終わり方が虚しい。誉田哲也の女性の小説はなんか読みやすく入りやすい。
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たまにはこんな警察小説を読むのもいい。
古本市で手にしたこの本のお蔭で帰りの電車があっという間。
静加というひとりの女性がくっきり浮かんでくる。
願わくば探偵の遺体が発見されますように。