- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575520446
感想・レビュー・書評
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近所のおばあさんが、亡くなった。
お人好しの薫は幼馴染みの瑛太と一緒にその家で祀られていたお社が、朽ちて壊れてしまう場に居合わせ、その神様の名前を探してほしいと依頼を受ける。
瑛太の祖父宅は神社ということもあり、瑛太と二人、いろんな神様のもとを訪れるが………
幼馴染みの瑛太くんが神社に所縁があるということもあり、神様について詳しい高校生ということもさらりと受け止められる。
そういった設定はもちろん、文章も読みやすく、物語も面白い。
神様が名前を忘れたということも含めて、少し不思議、だけど幼馴染みとのほのぼのした関係も素敵。
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一冊で終わると思いきや終わらない(((^^;)
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神様の名前を探す過程やそれにまつわるうんちくも面白いけど、二人の関係性が甘酸っぱくていい。薫ちゃんはいつまで無自覚でいられるかなぁ
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初読の作家さん。おそらく、巻末の広告で見て蔵書があったからリクエストをしたんやろう。
ストイック男子×にぶちん女子という王道幼馴染の関係性には単純にもえもえできる。
そのうえ、筋も大変面白かった。結局この「カミサマ」がどなたなのかはっきりしてへんよね? これはシリーズ化してるのかな…? 残念ながら図書館にはこの1冊しか蔵書がない…。
とはいえ、「神様の御用人」と、内容がかぶってるといえば、びみょうにかぶってる。けれど見せ方やキャラが違うとこうも雰囲気が異なるし、正直、プロの作家でもネタがかぶるなら私ら二次創作作家がかぶりまくって当然やろと思った。笑
たとえネタがかぶってても、書き手が違うならまったく違う作品になるもんね。
神話が好きなんやな、と、いうのが作品からめっちゃ伝わる。
神頼みの是非についても、うんうん、と、思いながら読むのは、「神様の御用人」を、読んでいたせいもある。
しかしこの本は、
「どうして神に祈るのか」
「神様の立場としても、一方的に祈られても困るわ」
と、いう、答えのない議論を分かりやすく結論付けていて、前向きになれるな。
祈ることを否定するわけでもないし、なんだかんだ言って、神様はすこしだけ背中を後押ししてくれるみたいやし。
こうなりたい、こうありたい、こうなればいい。そんな思いはたくさん持ってるし、正直、言えない思いのほうが強かったり、ドロドロしている。
だから、しんどいんですやん。
自分だけで抱えているのはしんどいから、どこかで吐き出したい。聞いてもらえると嬉しい。
そんな距離感で、お祈りをしたい、とは、思うんやけどね…。(;´∀`)
なかなかね、欲が出るよね。
付箋読みはしていないけれど、もししていたらようさん付箋貼ったやろうなあ。
今はさらりと読みます。 -
薫とのやり取りを見ていると、なんたか瑛太が可哀想になってくる。薫だけでなく、「神様」にも振り回されてるし。薫も瑛太も、お互いを大切に思っているように見えるのに、思いっきりすれ違ってるのがもどかしい。幼なじみだからこそ、今までの関係を変えられないのかもしれないから、ちゃんと気持ちを伝えることも大切なのかも。
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2018.10.29
とにかく主人公が疲れる -
あまりに薫が鈍感で酷過ぎる。
物語も全然前に進んで無くて、一冊で纏まって無いのが残念。 -
これ一冊で終わらないんだ~。憑依してしまう神様の為に高校生が全国の神社を巡るって経済的にも時間的にも無理な気がする。主人公の女の子の鈍感で考え無しの性格がイマイチ好感持てないし。うーん。