あなたのゼイ肉、落とします (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575522822

感想・レビュー・書評

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  • 想像していたのの何倍も楽しかった。
    大庭小萬里さんのキャラも良いし、事故にあって太っていた頃の記憶がない男性という設定も、小萬里さんが大人気なのにすぐ会えちゃうとことかも◎

  • 垣谷美雨さん3冊目。人気ダイエット本の著者、大庭小萬里の個人指導を受けることになった4人の短編集。ダイエットというとなんとなく女性客ばかりな印象があるが、4人の男女比は半々、年齢も小学生から50歳手前まで様々。小萬里の人気本『あなたのゼイ肉、落とします』というタイトルの副題は「心のゼイ肉も落とします」。その名の通り、通りいっぺんの食事制限だけではなく、クライアントが抱える事情や問題に合わせた的確な指導を行うカリスマ指導者。4人は考え方が前向きになり人生自体が上向いていく。やはり健康に痩せるためには、単に食べる量を減らすのではなく、考え方を変え、いかに現状を充実させていくかが大事なのだと思った。特に最後の小学生男児の話が温かくて良かった。

  • どのお話も面白かったけど、特にケース2と4がよかったです。4は最後ウルッときました。

  • 読んだらすっきりしました。心のぜい肉は今すぐ落としたいですね。

  • 人に勧めたくなります

  • さっくり読めるし安定感があって面白い。

  • ダイエットだけでなく心の問題をも解決に導く。
    一番引き込まれたのは第1話の園田乃梨子49歳のケース。
    美人でもてはやされた過去に区切りをつけ、ブスとして生きるまでは言い過ぎだが、
    人間として生きるには…と考えさせられる。確かにピリピリして高飛車な感じより、
    愛嬌や優しさがにじみ出た人の方が話しかけやすいし、一緒にいたいと思う。また、こうしなければという思い込みも自分もあるのかもしれない。少し見直してもいいかも。
    吉田知也のケースは少しモヤモヤした。記憶喪失を利用して自分にいいようにする元カノに嫌悪感があるが、改めて訂正しないところがまたスッキリしなかった。

  • 解説にもありましたが、所謂劇的ビフォーアフター!のような爽快感もあり、人の弱い部分を良い意味でしっかり刺してくれる本でした。デブにはデブの理由がある。そしてそれはとても深いところに隠れている。それを乗り越えていく登場人物たちの姿に励まされます。

  • いやーこの人やるねー。少し内臓脂肪を落としたいと思って手に取ったけど、なんとなんと。ストーリーに引き込まれてすぐ読んでしまった。次は、あなたの人生、片づけますを読もう!

  • 毎度のパターンでお悩み解決。なかなか現実的な問題をどうやって解決してくれるのか、アドバイス的な本である。

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著者プロフィール

1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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