憎悪の化石 日本推理作家協会賞受賞作全集 (12)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 43
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575658118

感想・レビュー・書評

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  • 時間があれば。

  • 二転三転する展開が面白い。
    読んでいて時代が古い気がしたが、なるほど発表されたのは今から50年も前だ。
    そのため、列車ミステリーの雰囲気を漂わせる場面も新幹線の話題は出てこない。
    しかし、今も昔も変わらぬ刑事物だ。

  • いわゆる本格推理もので、少し古いけれどもなかなか読み応えがある。登場人物が結構多いので関係性をしっかりと把握しないと、後で誰だったっけとなりかねない。その意味ではちょこちょこと読むには相応しくないかもしれない。

    アリバイはそこまで驚愕するほどでもなかったし、タイミングに依存している。推理小説といってもそこまで推理で追い詰めているわけでもない。

  • 12人もの容疑者のアリバイを逐一解明していく本格派。

    とはいえ、小説はメモを取りながら読むものではないと思っている。

    本格は好きになれないとようやく自覚した。

  • 日本探偵作家クラブ賞(1960/13回)

  • 図書館にありちょっと前に読んだ本。 刑事の鬼貫八郎シリーズはTVのサスペンス劇場で見たことが何度かあり、すぐに大地康雄が浮かんだ。 推理小説なのでそれなりだけど、細かい内容は・・・覚えてない。 

  • 1995.5.15 1版 680
    婚約中の女性が動機不明の自殺を遂げる。一方、熱海で殺された男の遺留品から、この男性と女性は不穏な関係にあったことが判明した。男はあちこちで恐喝をはたらいていたのだ。12人の被害者たちに嫌疑がかかるが全員のアリバイが成立。鬼貫と丹那がまたもやこの難事件を引き継ぐ。

  • obtnd

  • 相変わらず凄い。アリバイトリック物なんだけどその推理の過程は立派な本格。アリバイトリックそのものも綺麗だし。ただ最初のトリックはどっかでで見たことがあっただけにちと残念。

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著者プロフィール

鮎川哲也(あゆかわ・てつや)
本名・中川透。1919(大8)年、東京生まれ。終戦後はGHQ勤務の傍ら、様々な筆名を用いて雑誌へ短編を投稿し、50年には『宝石』100万円懸賞の長篇部門へ投稿した「ペトロフ事件」(中川透名義)が第一席で入選した。56年、講談社が公募していた「書下ろし長篇探偵小説全集」の第13巻「十三番目の椅子」へ応募した「黒いトランク」が入選し、本格的に作家活動を開始する。60年、「憎悪の化石」と「黒い白鳥」で第13回日本探偵作家クラブ賞長編賞を受賞。受賞後も安定したペースで本格推理小説を書き続け人気作家となる。執筆活動と並行して、アンソロジー編纂や新人作家の育成、忘れられた探偵作家の追跡調査など、さまざまな仕事をこなした。クラシックや唱歌にも造詣が深く、音楽関連のエッセイ集も複数冊ある。2001年、旧作発掘や新人育成への多大な貢献を評価され、第1回本格ミステリ大賞特別賞を受賞。2002(平14)年9月24日、83歳で死去。没後、第6回日本ミステリー文学大賞を贈られた。

「2020年 『幻の探偵作家を求めて【完全版】 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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