大富豪同心 八巻卯之吉放蕩記 (双葉文庫) (双葉文庫 は 20-1)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575664263

作品紹介・あらすじ

老中も一目おく江戸一番の札差・三国屋の卯之吉が、同心株を買って定町廻同心見習いになった。武術の心得は全くないが、放蕩三昧を繰り返していたときに得た知識、人脈、そして莫大な財力で難事件を、次から次と解決していく。卯之吉の出自を知らない同心仲間は、その八面六臂の活躍にただただあきれるばかり。書き下ろし長編時代小説第一弾。

感想・レビュー・書評

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  • 娯楽としても
    また、この時代の風習についても
    知ることができて
    とても楽しめました。

  • ドラマを観て読んでみました。ドラマ設定の卯之吉は家族関係でトラウマがあったりの果ての無気力だったり放蕩だったりの理由があったのですが、原作の卯之吉はただの放蕩若旦那で親御さんも健在のようでした。
    祖父に溺愛されていて嫌味なくのほほんとお金で解決できる卯之吉の活躍っぷりが気楽に読めておもしろかったです。

  • ドラマを見ていて、久々に面白かったので原作にも手を伸ばしてみました。
    改めてドラマのキャスティングが見事過ぎる…と思わされるほど
    もう、ボンボン=中村隼人で脳内再生されてしまう(笑)他の登場人物も全てそうだけどさ…

    読んでいくと
    当時の感覚ではどうか、とか
    現代で言えば何か、とか
    邪魔にならない程度の解説がちょいちょい挟まれているので
    どんだけの金持ちボンボンの放蕩振りかを理解しながら筋を追えました。
    ライトめなミステリー要素も混ぜつつ、卯之吉のお坊ちゃまキャラが本当におかしいので(そしてその彼によって周りがどんどん勘違いしながら伏線回収していくのが面白すぎるので)
    「最近、なんか笑ってないな…」という人にオススメ。

  • おもしろかった〜。何度吹き出したり、声を出して笑ったか。卯之吉のキャラがいい。ふわふわとした、宇宙人的なお坊ちゃん。たいして何かやってるわけではないのに、周りが都合よく解釈してくれて、あれよあれよと手柄になる。みんなが勘違いしてくれるおかげというか、これも卯之吉の人徳か?目を開いて気絶してただけなのに、それを相手が殺気がなさずきて切り込めないと逃げていったり…ありえない(笑)このシリーズ、読み進めたいと思います。

  • 大富豪同心シリーズ、1作目。

    面白かったぁ。卯之吉のキャラが突き抜けていて、あり得ないんだけど許せちゃう。大金持ちの放蕩息子のキャラを上手く活用できてマス。でも、卯之吉以上に、祖父の徳右衛門さんが良いキャラ。ファンになりそう。初読みの作家さんですが、とりあえずガッツリ掴まれた感じです。今後の卯之吉の活躍に期待。

  • 気楽にさくさく読める。

  • 期待通りに楽しい小説です。
    飄々とした主人公と三國屋徳右衛門の孫への溺愛ぶりがとても面白く、二作目を早く読みたくなります。

  • ドラマが面白かったので、原作も。
    大店の放蕩息子卯之吉が見習い同心に、という設定がぶっ飛んでいて楽しい。
    根っからのボンボンの卯之吉のお金の使い方が半端ないしw
    本人は優秀でもないし剣豪でもないのに、本人が仕組んでもないのに、周囲が勝手に思い込んでくれるという。
    荒海の親分が命の恩人と思ってる出来事の顛末も面白い。
    幇間の銀八も、なんだかとほほな感じが憎めないし。
    ドラマのシーズン3もあるようだけど、原作も来月に新刊が出て27巻になるようで、ゆっくり読んでいこうと思う。

  • Kindle Unlimited

  • 退院後の自宅療養中に読了。
    入院中の読書用にと、本好きの叔母から全巻揃いで供与。

    NHKのドラマになったアノ作品ですね。
    荒唐無稽な、ンなアホなという、肩ひじ張らずにお気楽に読める時代モノなのだが、端々の考証なんかはしっかししていたりする。

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著者プロフィール

一九六八年、栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。テレビ局嘱託職員を経た後、CM製作会社勤務。イラストレーターとして広告に挿絵などを描いていたが、一九九五年、フリーライターに転じ、実録物など、数多くの媒体で活躍。二〇〇八年「天下御免の信十郎」シリーズで、時代小説作家として文壇デビュー。人気を博す。

「2021年 『騎虎の将 太田道灌下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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