奔る合戦屋(下) (双葉文庫)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575665499

感想・レビュー・書評

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  • 上巻は合戦屋のタイトルにそぐわない穏やか展開で、戦国物としては少しインパクトに欠け気怠さを感じる。下巻は小気味よく展開が進むが、非史実のエンターテイメント物であるならば、もう少しあっと驚くとかの要素が欲しいと感じた。
    ただ、個人的には、義清と一徹の人間関係が、たまたま読んでいる最中の自分の現実環境と相似しているところがあり(私は部下に見下される義清の方)、それの投影として噛みしめながら読むことが出来た。

  • 信長の野望のゲームを無性にやりたくなった

  • 合戦屋シリーズは読み出したら止まらない。

    歴史小説嫌いでも受け入れられる内容。

    今から次回作を期待してしまう。

  • 魅力的な登場人物。ラストが解っていたとはいえ悲しい。

  • 良かった。
    下巻は朝日があまり出て来なくて寂しかったけど、最後、泣いてしまいました。
    読み終わった後、これがシリーズもので、これの前の話も出てると気づいた。絶対読む!
    そしてこの続きも読む! 主人公はどう生きていくのかな。

  • 「哄う合戦屋」のかなり前の話である本作、前作と打って変わった印象の石堂一徹は、とても新鮮でした。

    多くの信頼できる郎党に囲まれ、また、私利私欲のない家族に支えられ、戦国時代という難しいときを、力強く乗り越えるたくましさが感じられる上巻を受け、下巻では「哄う合戦屋」を彷彿とさせる、村上義清とのココロの行き違い、そして亀裂が決定的なものになる、という流れへ。

    最後のクライマックスは、通勤中に読んでしまい、かなりウルウルきちゃいました。あれは、やばすぎる。

    それにしても、石堂一徹さん、現代社会に置き換えてもいそうだよなぁ。

    できて、私利私欲もないんだけど、率直すぎて、上司から引き上げてもらいきれない。挙句の果てに左遷とか、本人が見限って転職とか。

    一徹さん側の気持ちがなんとなくわかるだけに、この人、一生、人に期待し、率直な進言をし、疑念を持たれ、裏切られ、それでも人を信じ期待したい、という繰り返しなんだろうなぁ、とココロを重ねてしまいました。

    このまま続けてもう一度「哄う合戦屋」を読みたくなりました。

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著者プロフィール

東京都生まれ。東京大学工学部卒業。会社員生活を経て、2009年に『哄う合戦屋』でデビュー。その後刊行された『奔る合戦屋』『翔る合戦屋』と合わせて、〈合戦屋シリーズ〉は50万部超のベストセラーになる。

「2019年 『天下奪回  黒田長政と結城秀康の策謀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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