天下覆滅-大富豪同心(16) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575667127

感想・レビュー・書評

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  • キャラクターが濃くて大好き。
    安心して娯楽に読める。
    あんなつまんない時代小説がドラマ化してるのに、
    この作者のがどうしてドラマ化しないのか不思議。
    強い物から大金をせしめるんだよ。おじいさまさいこー!

  • こういう終わり方をするとは思わなかった。
    シリーズもこの何冊か、生まれながらに背負った悲劇的な宿命のために闇落ちした人間が描かれるようになったが、もう少し気楽な悪人も出してくれる方が読んでいて楽かもしれない。

  • 前作の続き。お峰と天満屋との死闘が続く。と云っても死闘を繰り広げるのは卯之吉じゃないけどね

  • お峰がこんな終わり方をするとは思えないけどなぁ。

  • 第十六弾
    久しぶりに読む、結構これまでの内容を忘れているが問題はない
    悪女お峰の残したもろもろ、何か印象が薄い

  • 大富豪同心シリーズ、16作目。

    前作からの続きで、上州での公領水没の危機に卯之吉が挑む。シリーズの中では一番の緊迫したシーンが続くけれども、やっぱり卯之吉が出てくると和む。今作では決して登場シーンは多くないのに、卯之吉の存在感は清涼剤かの如く清々しく輝いているように思えた。高みの見物に徹している卯之吉に代わり、仲間の美鈴さんや三右衛門たちが揃って頑張って活躍しているのも良し。
    とりあえず今作で最大の敵であったお峰や天満屋とも決着がついたか。次作からまたどういう展開となっていくか楽しみ。

  • 大富豪同心シリーズ16作目。


    前作の続きです。
    思った通り、話の筋を思い出すのに一時必要でした。


    能天気な卯之吉と頑張る周囲の人達というのはお決まりですが、
    今回はストレートに楽しめなかったです。
    災害が題材だったからですが。
    サラッと描写されていましたが家屋も田畑も流されて、
    沢山人が死んでいますから、
    今後何年も飢えや流行病でもっと沢山死ぬでしょうから、
    卯之吉のはしゃぎっぷりはちょっと・・・。

    小説だからと面白がれたら良かったんですが。
    そういう意味では、
    超ド級の坊々ぶりにニヤニヤするという、
    このシリーズの醍醐味が半減して残念な感じでした。


    でもこの話まだ続きがありそう。
    災害現場では一応治まりましたが、
    さぁ江戸へ戻って決着だ、というところで終わってます。



    余談ですが。

    美鈴様が益々たくましい。
    卯之吉達に置いてきぼりを食らい、
    一日遅れで中山道をひた走り、
    挙げ句川の氾濫で流されるも川岸まで泳ぎ切り、
    泥だらけで捕り物に参加、です。
    確かまだ十代の女の子の筈ですが・・・。
    荒海一家とは違い卯之吉の正体も知っているのに、
    何も出来ない卯之吉を心配して助けようとする姿は、
    恋する乙女というよりも最早お母さんだと思いました。

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著者プロフィール

一九六八年、栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。テレビ局嘱託職員を経た後、CM製作会社勤務。イラストレーターとして広告に挿絵などを描いていたが、一九九五年、フリーライターに転じ、実録物など、数多くの媒体で活躍。二〇〇八年「天下御免の信十郎」シリーズで、時代小説作家として文壇デビュー。人気を博す。

「2021年 『騎虎の将 太田道灌下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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