どらン猫小鉄 (アクションコミックス)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575811995

感想・レビュー・書評

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  • じゃりんこチエが大好きで毎晩DVDを見ながら寝てるほどなので興味を持って読んでみたけど、結構残酷なシーンもあり…
    執拗に殴る蹴るとか、死体をぶら下げて腐るのを待つとか。
    猫とはいえ、かわいそう。
    小鉄は大好きなキャラだけど、たまーにこういう書き方するんだよなぁこの作者さん。
    個人的には苦手でした。残念。

  • じゃりン子チエ11巻で、ジュニアのスカーフの由来を読んだので、本書を読むことにした。チエのもとに来る前の小鉄の武勇伝。九州のとある炭鉱町(廃墟)に、荒廃した猫のユートピア。そこは地元九州猫ヤクザと流れ者・大阪猫ヤクザが抗争を繰り返す地獄と化していた。長距離トラックでたまたま辿り着いた小鉄だが、後のテツと同様にケンカ上等、争いごとウエルカムという性格だったというのが面白い。しかし、地元堅気猫のため、ヤクザ猫をぶっ潰す展開が好もしい。どってん、ばってん。

  • 1984年刊行のマンガで、しかも猫が主人公で、どんな漫画家とおもいきや、なかなかどうして、一度負けて、修行して、勝つ、王道の少年漫画だった。

    でたらめな方言や、小鉄のヒョウヒョウとした性格や、個性的な猫たちにクスッと笑わせられるし、割りと残酷だけど、猫だからマイルドになっているところも良い。

    不思議な魅力が満載の漫画である。

  • 大物声優の永井一郎さんが亡くなつたといふことで、各地から追悼の声が上がつてをります。
    まだまだ元気だと思つたのに、まことに残念なことであります。
    巷では波平さんのことばかり話題になりますが、もちろんほかにも多くの名キャラクタアの声を当ててゐます。
    その一つが『じゃりン子チエ』に登場する猫の「小鉄」であります。

    小鉄は、チエの家の飼猫ですが、人間以上に人間臭い。言葉が通じないことを除けば、大体のことは出来るのであります。魚釣りも野球も出来る猫なのです。喧嘩も滅法強く、あの暴れん坊・テツ(チエの父親)でさへ恐れる存在でした。
    そんな小鉄にも知られざる過去がありました。チエちゃんの家に来る前は、「雷蔵」と名乗つてゐたのです。
    『どらン猫小鉄』は、その雷蔵時代の武勇伝なのであります。

    雷蔵がふらりとたどり着いた、とある猫の町。ここではヤクザ(もちろん、猫ですよ)の抗争が絶えない「三途の猫町」と呼ばれる恐ろしい場所だつた。ここの猫は、会話の語尾に必ず「どってん」か「ばってん」を付けるのが特徴だが、その使ひ分けは難しく、結局雷蔵には最後まで分からなかつた。
    対立するヤクザ二派を相打ちさせ、猫町の大掃除を図つた雷蔵だつたが―

    とまあ、要するに黒澤監督『用心棒』の猫版ですな。小鉄を求めて、一気に再読したわたくしであります。
    さらば小鉄。永井一郎さんには、お疲れ様でしたと申し上げ、寝ることにします...

    http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-150.html

  • この話に出てくる猫にはまだ名前がありません<(; ^ ー^)。
    雷蔵でさえなく、額の傷も無い。
    そんな猫が額に傷を作り、「月の輪の雷蔵」になるまでのエピソード。

    ある猫の町の揉め事に軽い気持ちで首を突っ込み、最後にはけっこうマジになってるっつーのが、いかにも小鉄らしかった(* ̄∇ ̄*)。
    そしてワキ役のカズヒサもなかなか良かった。
    でも、猫の死体をぶらさげて、いつ首が落ちるかを賭けるっつーのはエグいけど(;-_-) =3。

  • だいすき!

    ハードボイルド映画を
    観てる気分です!!本当に!

  • 改めて黒澤の「用心棒」を観てから、
    この「どらン猫小鉄」を読むと、とても感心する。

    どこからともなくやってきたフーテン者が、
    ヤクザ同士を戦わせて町を一掃して、去っていく。
    ニヒルな切れ者と飛び道具で戦う。

    話のプロットや細かいキャラクターなど、
    まんま「用心棒」からアイデアを頂いていながら、
    ”カタギライン”という名前や”三途の猫町”を”猫町銀座”にとか、
    ダイナマイトとブーメランとか、舞台を九州に…とか、
    はるき先生独特の世界観がやっぱりあって、
    「用心棒」を知っている人でも十分に、いや余計に
    楽しめる。また知らない人でも、ましてや
    「私『じゃりン子チエ』も知らないわ」という人でも、
    ハードボイルド小説を読んでるような気分で楽しめる
    素晴らしい作品。

  • 義理と人情を描いてくれていると思います。

  • 1985.3.10 第2刷発行 \600
    私の本は三日月を背に小鉄がダイナマイトを持っている

    予・予告編から始まる全26話

  • 【予・予告編】から【予告編】を通して
    本編が始まるお買い得品

    名作じゃりん子チエの名脇役【小鉄】にスポットをあてた作品

    小鉄は何故、幾つも名前で呼ばれていたのか?
    小鉄は何故、額に三日月の傷を持つのか?
    等々
    小鉄の幾つかの謎が判明するエピソード

    じゃりん子チエファンは必見です

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