小林さんちのメイドラゴン(7) (アクションコミックス(月刊アクション))

  • 双葉社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (145ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575851342

作品紹介・あらすじ

ケンカばかりのトールとエルマ。
ルコアに押されっぱなしの翔太。
それぞれのコンビについに変化の時が…!?
一方、ドラゴンのどの勢力に入るか悩むカンナは、
自分を追放した父に想いをはせるが…?
シリーズ累計120万部突破の大人気人外系コメディ、第7巻!!

感想・レビュー・書評

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  • エルマ子供達を引率してピクニック。トールの趣味さがし。ファフニールとルコアの同人誌。カンナニューヨークへ行く。イルルとお人形のこと。エルマとトールのめんどくさくて素敵な関係。翔太と小林さんイギリスの魔法学校へ。小林さんいつの間にか魔法使い? 何勢に入るべきか悩むカンナ。小林さんの禁酒。道端で一緒に飲んだおじさんは…。

  • 甥2号の本 読了

  • もう、グッと来る、が止まらなさ過ぎて、口から血液じゃない「何か」が溢れ出そうなんですが、どうしましょう
    私なんぞが言える事じゃないんですけど、クール教信者先生の成長が止まらないですよね。公式アンソロジーも(4)まで出るだけあって、本家も巻を増すごとにクオリティが上がっており、漫画読みとしちゃ、感謝しかできないです
    『鬼灯の冷徹』や『[新装版]ああっ女神さまっ』と同じく、収録されている話の感想を全て熱く書きたいけど、それをやると、止まらなくなっちゃうってトコも魅力の一つでしょうね
    この(7)の表紙を飾っているのは、喧嘩するほど仲が良いって格言を体現しているトールさんとエルマさん。意地っ張りな二人が、違う環境に身を置いた事で周囲から良い影響を受け、昔よりも信頼関係が増すって展開、ありがとうございます
    では、胃が痛くなるほど悩んで厳選した三つの感想を読んでいただければ、幸いです
    第62話「カンナinニューヨーク」
    シンプルに内容を説明すると、カンナちゃんが反省し、その分だけ、心が成長する感じです
    小林さんと、ちょっとした事で喧嘩をしてしまい、家を飛び出てしまったカンナちゃんが降り立ったのは、アメリカ。そこで、悪漢に追われていた美少女を助けた事をキッカケとし、同じ悩みを抱えていた二人(一匹と一人?)の間には、友情が芽生えます
    どの国にもいるんでしょうね、友達が例え、ドラゴンであっても、決して恐れず、拒まない器がデカいと言うか、強い子は。クロエちゃん、また登場してほしいもんです。そんで、才川ちゃんとカンナちゃんの親友の座を懸けて、熱い勝負を繰り広げて、友達や同志をひっくるめたライバルになればいいですよね
    第六十三話「イルルと人形」
    この『小林さんちのメイドラゴン』のラブコメ面担当と言っても過言じゃない、イルルとタケがメインになる話
    バイト先に落ちていた人形の持ち主を探そう、と奮闘するイルル。何故、彼女がそこまで熱心になっているのかは分からないが、何をやらかすか分からないって不安を建前にして、彼女のサポートをしてやるタケの関係性は、傍目から見ていても微笑ましい
    イルルが、人形を持ち主の元へ帰してあげたい、と願ったのは、自分が友達からの贈り物を大切にできなかった負い目があったから。そんなイルルに協力したタケへのご褒美、実に刺激的でしたね。あくまで、私の願望が籠った期待ですけど、タケなら、イルルがドラゴンだと明かしても、受け入れてくれると思うんですよね
    第64話「エルマとトール」
    イルルとタケ、ルコア様と翔太君が恋愛担当としていいのなら、トールさんとエルマさんは友情、しかも、不器用な方の。百合っぽさがないって訳じゃないけど、どちらかと言えば、拳でしか確認できないあたり、男、いや、漢っぽい友情なのかもしれない
    気に入らないとこはあるけれど、それも含めて、トールさんの事を友達だ、と信じていたエルマさん。だからこそ、人間の世界に馴染んで変わりつつあるトールさんが小林さん達ばかりを優遇し、自分を蔑ろにする事が寂しかった。その感情が、ついに爆発した感じですね。それを受け止められたのは、やっぱり、トールさんも、ちゃんと、エルマさんの事を友達と認めていたからでしょうか
    それにしても、クール教信者先生のアクションが凄まじいですね。『つぐもも』の浜田よしかづ先生とは違った参考になります。個人的には、永遠娘(四)に掲載された「火事場の魔女 開花」の小石ちかさ先生なら、クール教信者先生の描くアクションシーンのクオリティに迫れるんじゃないかな、と信頼しています
    特に意識してなかったんですけど、何か、話数が繋がってしまいましたね
    でも、これら以外にも、ほんと、グッと来る話ばかりなので、他の人の感想も読んでみたいところです
    この台詞を引用に選んだのは、翔太君のカッコ良さが、これでもかってくらい出ているからです
    私的な印象ですけど、この翔太君は『小林さんちのメイドラゴン』で、「少年の成長」って役割を担っているような気がします
    確かに、彼はルコアさんの色気に翻弄されてしまうほど初心ですけど、決して、ヘタレではないんですよね。自分の力でやるべき時、自分一人でやりたい、と決めたならば、少年ではなく、男の顔を覗かせる
    そんなギャップに、どうやら、ルコアさんはキュンとしてしまった様子。痴女の中にある乙女らしさ、これも良いギャップですよね
    この年齢で、トールさんを軽くとは言え、戦慄させる翔太君。彼が、どれほど凄まじい術師になるのか、ワクワクしますねぇ

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著者プロフィール

多数の作家を輩出している漫画投稿サイト「新都社」にて、『ピーチボーイリバーサイド』を始め数多くの作品を発表。2012年に『小森さんは断れない!』で商業誌デビュー。その他に『旦那が何を言っているかわからない件』『小林さんちのメイドラゴン』『おじょじょじょ』『チチチチ』など多くの著作がある。

「2023年 『ピーチボーイリバーサイド(13)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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