- Amazon.co.jp ・本 (451ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576010816
感想・レビュー・書評
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応援したくなるヒロイン 超能力者マーリーの苦悩がビシビシ伝わる 頑張れマーリー!
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DREAM MAN
マーリーは、かつて特殊能力を持っていたが、6年前の事件をきっかけに能力は失われていた。
しかしある晩、何者かが女性を殺している場面が不意に見え、能力が蘇る。
警察に協力を申し出、刑事のデーンと出会うが、初めは能力を信じてもらえず…という話。
マーリーに惹かれるデーンが、家を改築するからといってマーリーの家に居座る。
その後、次々にデパート顧客係による残忍な事件が起きて、デーンはマーリーをネタに犯人を誘き寄せようとするが…。
無理のないストーリー展開で中々面白かった。 -
刑事のデーンが登場時からは想像もつかないほど、主人公に献身的というかベタ惚れなのがびっくりです。
きれいに纏められていて、テンポよく読めました。サスペンスですが、優しい気持ちなれる作品。 -
購入済み
内容
(BOOKデーターベースより)
フロリダでひっそりと暮らす28歳の女性マーリー。かつて彼女は他人の心を感知する特殊能力を持っていたが、
それは6年前に失われた。ところがある夏の夜、何者かが女性を殺している場面が不意に脳裏を支配する。
能力がよみがえったのだ。案の定、現実に殺人事件が発生していた。
が、警察に協力を申し出たマーリーは、一人の刑事に心を翻弄される……。
Dream Man by Linda Howard -
ヒーローが初っ端からキュートで何とも言えず好き。ヒロインはどことなくシニカルで、だけどああいう過去を背負ってるにしてはすごくマトモ。拉致られてレイプされそうな切迫してる時にあれだけ悪態を吐ける女子は決していない。国宝級。正当な癇癪持ち。好ましく。ヒーローが彼女を利用するシーンもありますがアレは仕方ない気がする。そうでもしなければ犯人は尻尾を出さないだろうし、ヒーローはもうこんなことは二度とヒロインにさせたくないって決意していた文面から読み取ると、十中八九こうなるだろうなっては思っていた。つまり虎穴に入らずんば虎子を得ずってヤツ。警官でもあり男でもあるので、たとえ裏切りだとしても仕方ないことだと思う。まあ、それによってヒロインはかなり危険な目に合わされたけれど。でも正当な癇癪持ちなので、そのことについてヒロインはきちんとヒーローに報復していた。それは当然のことかと思う。怒るべきところは怒っておかないと示しがつかないし、報復期間も好ましく妥当だと私は思った。バランスがうまく取れてて。すべからくはこういうバランスをうまく察知できる人間になりたいですね。だけど、このことについてかなりの代償を払ったのはヒーローのような気もする。ヒロインも恐ろしかっただろうが、やぱり一番、可哀想だったのはヒーローだと思う。何せ、ヒロインをああいう危機にさらしたのはヒーローでもあるから、犯人にはめられたって気がついた時の心境はヒロインのレイプ未遂事件のトラウマにも勝る辛苦だったろうなって思う。あと、たとえ愛する人であっても、ヒロインのようなこんな状況下の人間は、面倒がられたり疎んじられたりするものだけれど、ヒーローはそんなこと一つも思わずに、彼女を介抱することが自分の役目って感じで、とても優しいなって思った。大体の人間って最初は庇護本能をくすぐられても、それが続くと飽きておざなりにしてしまうから、本当にヒーローは優しいんだと思う。ヒーローの家族談義もとても好き。パートナーも好き。パートナーが「彼はおれのヒーローなんだ」ってデーン(ヒーロー)のことを揶揄した時、思わず天を仰いで感謝した。こういう男同士の絆が本当に好きなのだ。
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殺人現場を犯人のビジョンをとおして見る主人公を、警戒をしつつ彼女を守る警官のラブストーリー
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男性が南部の刑事だった『二度殺せるなら』と女性が霊能力者だった『黄昏に生まれたから』。この二作が好きな方なら、『夜を忘れたい』もきっと気に入るだろう。
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黄昏に〜とイメージかぶる。ポリスメーン