ファースト・レディ (二見文庫 フ 8-1 ザ・ミステリ・コレクション)
- 二見書房 (2003年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576030180
感想・レビュー・書評
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ヒラリークリントンが唯一女性大統領に近かったのに、なかなか次が出ないなぁ。
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RITA賞の殿堂作家"RWA Hall of Fame"に選ばれた実力派。
未亡人となったアメリカのファースト・レディが、様々な重圧から解放され自分を見つけるために放浪にでるという、アメリカ版ローマの休日的なお話です。
夢見がちでロマンチックな内容だけれど、それぞれに秘密のある道連れが、大切な何かを見つける過程とラストに思わすホロリとしてしまった作品
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図書館の本
内容(「BOOK」データベースより)
夫の大統領亡き後もファースト・レディの役目を務めなければならなかったニーリーは、つかのまの自由を求めてホワイト・ハウスを脱け出す。放浪の旅の途中で、ジャーナリストのマット、生意気盛りのルーシー、彼女の妹の赤ん坊と出会い、一行はおんぼろモーター・ホームで西への旅を始める。たがいに身分を偽り秘密を抱いたままの旅だったが、やがてニーリーは反発しながらも無骨な魅力に溢れるマットに惹かれていく…RITA賞受賞の傑作ロマンス小説。
この人はほんとうにティーンエイジャーの女の子を描かせたら天下一品。
キャラクター設定がきちんとしているから、なのだとは思いますが、目の前でちょっとふてくされた、でも実はとっても素直なティーンエイジャーの女の子が登場するのはロマンス小説のなかでもサイドの楽しみの一つ。
ぜったいヒーローが翻弄されると相場が決まっていて、そこでヒーローの本質が見えてくる。うん、うまい。あっというまに読んじゃった。
大勢の人間の中にいる孤独、秘密、そして仮面。
それらをすべてかなぐり捨てたネルが自分の足で歩いているさまはかっこよかった。
バットもかわいくてよ。
ネルの父親とルーシーのエピソードがもうちょっと欲しかったな。
First Lady by Susan Elizabeth Phillips