マギーはお手上げ (二見文庫 マ 16-1 ザ・ミステリ・コレクション)
- 二見書房 (2004年8月1日発売)
本棚登録 : 15人
感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (534ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576041445
感想・レビュー・書評
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推理小説としての部分はさておいて、小説のキャラクターがその作家の目の前に生身の人間として現れて・・・という設定とバタバタした雰囲気は楽しい。
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人気ミステリ作家が作った主人公とその友人がいきなり現実に現れて殺人事件解決に乗り出すユーモア・ミステリ。
とにかく冗長。500ページ越のボリュームで、肝心の事件が起こるのが三分の一以上をすぎてから。途中、このまま事件が何も起こらなかったらと不安になる頃になってようやくだ。
それまで19世紀の英国からやってきた私立探偵とその相棒と、二人の生みの親である女流ミステリ作家の長ったらしいやり取りを延々読まされる。
現代に戸惑う二人組と、二人に戸惑う作家。このなんとも魅力的な設定が、どうにも生かされていない。皆が自分勝手で正直キャラクターの誰にも好感が持てない。ツライ…。
さらにミステリ部分もとってつけたようで、お粗末。
そして構成が下手。プロローグとエピローグは噛合ってないし。事件解決はぐだぐだだし。いや、はや…。 -
推理小説の探偵役が、どうしたことか現実世界に飛び出して、作者が巻き込まれた殺人事件を解決しようとする。魅力的だけどわがままな“わが子”に手を焼く作者がおかしい。
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