ラブ・ウール100% (文学の森)

著者 :
  • フレーベル館
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本棚登録 : 66
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577041130

作品紹介・あらすじ

ぐうぜん図書室で手にとった、ラブラブだらけの編み物の本にみちびかれて、あたしは、魔法使いのようなモヘア先生と、十二ひきのねこたち、そして、みんなに出会った-一歩ふみだす勇気がもらえる物語。

感想・レビュー・書評

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  • まず本のカバーイラストに一目惚れした1冊。

    アミコちゃん、勝ち組(?)女子軍団たちに立ち向かえるのかっこいいよ…目立つことは犯罪だと思っていたあの頃のわたしが羨ましがったよ…。

    編み物は全くできる気がしないが、「ニットカフェ・モヘア」に行きたい!モヘア先生に会いたい!!暖炉の前でネコちゃんに囲まれて紅茶飲みたい!!!と読んでて癒された。

  • 編み物を通して友情を紡いでいく物語。
    中学生のリアルだけれど、ファンタジー。
    温かい読後感に包まれる。
    小学生高学年~中学生におすすめの一冊。

  • 突然の引っ越しで、親友と離ればなれになり、あららしい学校にはまだなじめずにいる小玉アミコ。
    図書室で偶然手に取った編み物の本をきっかけに、ニットカフェ・モヘアで編み物の楽しさと、ちょっと変わっているけどナカミはいい友達ができる物語。
    楽しくて、終わりもすがすがしいお話でした。

  • 羊年→毛糸→編み物的な連想で手に取った本は、友情あり、恋愛あり、猫もいっぱいで、女の子が大好きな本でしょうかね。羊年にふさわしくほんわかぬくぬくな気持ちになる本。編み物もしたくなる。

  • いい話だったー。まぁ筋立ては正直ありきたりなんだけど、文章が魅力的で、一気に読み終えた。1章で唐突に編み物を始め、2章でいきなり挫折する。あまりにも展開が早くて、声を出して笑ってしまった。でも初心者の頃ってこんなもんだったよなーと思い出したり。

  • アミコは中学1年生。10月の終わりに突然転校することになった。大親友のきゅうちゃんとも別れ、関西の学校になじみきれない毎日を送ります。きゅうちゃんとは文通で明るくやりとりをしていますが、新しい学校には、ちょっと変わった人もいて、アミコは一人。

    そんな時、ぐうぜん学校図書館で手にとったラブラブだらけの編み物の本。そうだ、きゅうちゃんとお揃いのマフラーを作ろう、と思い立ったけど、編み物は難しすぎる。
    でも、本に書かれたメッセージを見つけました。`もしも、この本を読んでがんばっても編めないようでしたら、左記の住所をおたずね下さい。秋から冬にかけてはいつでもおります。無料で編み方をお教えいたします`・・・意外に近い住所。アミコはその毛糸屋さん「ニットカフェ・モヘア」を訪ねてみました。
    そこは一見、カフェには見えない素敵な洋風のお家。店主のモヘヤさんもちょっと変わった明るい女の人。そして、たくさんの猫たち。
    そして、アミコと同じように編み物に通ってくる子たちもいて・・・


    手作りが好きな女の子にお薦め。
    小学校高学年から

  • 転校したアミコは、新しい友だちもできず、別れた親友のことばかり考えていた。図書室でみつけた編物の本に「大親友とおそろいランランマフラー」をみつけて、「編もう!」と思ったのはいいけれど、編物なんてしたことない。本のカバーの裏側に「無料で編み方教えます」という店の案内をみつけて、同じ町のその店を訪ねてみると…。出迎えたのは猫、猫、猫、そして不思議な店長さん。不思議な出会いがアミコの毎日を変えていきます。

    個性的な編物仲間たちが魅力的です。少しだけ前にすすむ勇気をもらえる、そんな素敵なお店のおはなし。

  • めでたしめでたし

  • 10月の終わりに、突然転校することになった。13年間の人生で初めての引っ越し、親友との別れ。小1からずっと一緒だったきゅうちゃんが恋しい・・・。そんな時、新しい学校の図書室で手にしたラブラブな編み物の本にみちびかれ、ニット・カフェ・モヘアの魔法使いみたいなモヘア先生と出会った。教わりながら、きゅうちゃんへのマフラーをひたすら編むうちに、不思議な仲間に囲まれて・・・?

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著者プロフィール

兵庫県生まれ。作品に、第5回創作絵本コンテスト文部科学大臣奨励賞受賞作の『あたし いいこなの』(岩崎書店)、第40回児童文芸新人賞受賞作の『宇宙のはてから宝物』(こみねゆら絵、文研出版)、『ラブ・ウール100%』(のだよしこ絵、フレーベル館)、『3人のパパとぼくたちの夏』(宮尾和孝絵)、『2分の1成人式』(新井陽次郎絵)、『おしごとのおはなし 保育士 なないろランドのたからもの』(山西ゲンイチ絵、以上講談社)、「11歳のバースデー」シリーズ(イシヤマアズサ絵、くもん出版)がある。

「2022年 『おはなしSDGs 質の高い教育をみんなに 未来のハッピースクール計画!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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