- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784577050583
作品紹介・あらすじ
声を上げよう! 大好きなこの図書館を守るために──
インドに住むヤズミンは、本が大好きな女の子。本おじさんの〈まちかど図書館〉で本を借りるのが、毎日の楽しみだ。ところが、何者かの通報により、本おじさんは図書館を続けられなくなってしまう。本おじさんを助けたいヤズミンは、読んだ本と市長選挙をヒントに、あることを思いつく……。
ひとりの女の子が社会を動かす!
勇気と希望にみちたストーリー
*行動力、読書の力、選挙、異文化、SDGs(小さな図書館の活動など)…
これからの時代に大切なテーマがえがかれた作品です。
感想・レビュー・書評
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一日一冊本を読む。自分に今必要なことが何なのかを考える。
それが、正しいことをする人を守る結果につながるって、なんだかいいと思う。
タイトルから想像する内容とは違うことを感じることが出来た。 -
インドが舞台の物語。
子ども向けだけど、言い回しが面白くスラスラ読めた。
主人公ヤズミンは本おじさんが営む『まちかど図書館』で本を借りるのが大好き。しかし市にきた苦情の手紙によって本おじさんは図書館を続けられなくなってしまう!
図書館を守るため、ヤズミンは政治を巻き込んだ大きな活動をおこしていくストーリー。
完璧じゃない主人公が学校生活や友人関係で失敗しながら、それでも大好きな図書館のために奮闘する様が非常に好感が持てる。
また、日本と違う文化や食事が随所に出てきて異国を感じた。お母さんが作ったプットゥ食べてみたい!! -
まちかど図書館の存続問題に「あみにかかったハト」の寓話を重ね合わせて子ども目線で政治と1人1人が行動を起こすことの重要性を描いた、非常に現代的でメッセージ性のある話でした。日本が舞台だとおとぎ話になりすぎて描けなそうだな。インドの風物も面白かった。
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夏読68冊目。
大人の理不尽さに真っ向から抗議できる素直さがまぶしいー!
子どもが正しいと信じたことを、つき進められる大人がいる町なのもいいな。 -
河原さんのイラストが可愛い。
インドの文化 -
「本おじさん問題は、すぐにわたしたち子どもの『選挙のなかみ』になった。」P96
9歳の女の子ヤズミンの楽しみは、まちかど図書館で本を借りること。本おじさんは、いつもぴったりの本を選んでくれます。市から通知がきて、図書館を続けられなくなった本おじさんを守るため、ヤズミンは市長選挙の候補者に手紙を送り…。
「本おじさんを助けるために、なにかしなきゃ。わたしたちにかかってるの」
P 102
「おおぜいの味方が必要だってことさ。できるだけたくさんの人に伝えるんだ。」P 125
「真のリーダーは、よい行いをする人を助けようとするものだ」P 136