本おじさんのまちかど図書館 (ものがたりの庭)

  • フレーベル館
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本棚登録 : 194
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577050583

作品紹介・あらすじ

声を上げよう! 大好きなこの図書館を守るために──

インドに住むヤズミンは、本が大好きな女の子。本おじさんの〈まちかど図書館〉で本を借りるのが、毎日の楽しみだ。ところが、何者かの通報により、本おじさんは図書館を続けられなくなってしまう。本おじさんを助けたいヤズミンは、読んだ本と市長選挙をヒントに、あることを思いつく……。

ひとりの女の子が社会を動かす!
勇気と希望にみちたストーリー

*行動力、読書の力、選挙、異文化、SDGs(小さな図書館の活動など)…
 これからの時代に大切なテーマがえがかれた作品です。

感想・レビュー・書評

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  • Mizmaru Kawahara
    https://mizmaru.com/

    Uma Krishnaswami - Writer, Author of Books for Young Readers
    https://umakrishnaswami.org/

    本おじさんのまちかど図書館 ものがたりの庭 17 - フレーベル館
    https://www.froebel-kan.co.jp/book/detail/9784577050583/

  • 978-4577-05058-3  c8097¥1400E

    ものがたりの庭
    本おじさんの まちかど図書館

    作:ウマ・クリシュナズワミー.
    訳:長友恵子(ながとも けいこ)
    絵:川原瑞丸(かわはら みずまる)

    2022年5月 初版第1刷発行

    発行所:株式会社フレーベル館
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    手にした理由
    書架にあった。一番端っこ。ちらっと見えた表紙に呼ばれたw
    謎の呪文のような著者さんの名前、果たしてどんな人なのか見当がつかない。本名なのか、愛称なのか、ペンネームなのか、どんな意味があるんだろう?どんなお話なんだろう?楽しみだ。-----------
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    楽しめました。内容としては、珍しくないものかもしれませんが、「インド」について無知なので、学校の仕組み、生活の仕組み、家族の関係など興味深かったです。

    そして、この本が11以上の言語で出版され、数々の賞を受賞していて、スカラスティック・アジア・ブック賞、クロスワード・ブック賞を受賞しているとありました。それらの賞は聞き覚えの無い物ですが、学校推薦のチラシにもなっている様子。

    選挙が大切なこと、子どもでも自分の意見を反映してもらうためにできることがある事、などはそんなことが出来るとも思いもよらない環境に居る子どもたちがいる.そういうことを、感じさせた。

    仲良しとすれ違ったり、元気づけようとしてうまくいかなかったり、話しを聞いてくれない大人、力になってくれる人、見守ってくれている人、それぞれがちょうどいい距離感と濃さで出てきて、主人公と同じくらいの子どもにも、昔子どもどもだった人たちにも共感できる部分があると思います。



    著者さんについて
    インド・ニューデリー生まれ、カナダ在住、児童文学作家、大学講師、児童向けの著書は20冊以上あり11の言葉で出版。本書の原作はスカラスティック・アジア・ブック祥、クロスワードブック賞を受賞。
    この名前、聞いたことないな~、どんな人だろう?男の人なのか、女の人なのかさえわからない‥。インドの名前なんだろうかなー?

  • 一日一冊本を読む。自分に今必要なことが何なのかを考える。
    それが、正しいことをする人を守る結果につながるって、なんだかいいと思う。

    タイトルから想像する内容とは違うことを感じることが出来た。

  • 2022原題 BOOK UNCLE AND ME
    byUma Krishnaswami 2016
    インドの方

    長友恵子訳 2022

    9歳のヤズミンは学校の帰りに、まちかど図書館で本を借りる
    一日一冊読むようにしているから
    その図書館は本おじさんが運営している
    おじさんは、ぴったりの日に、ピッタリの人に、ぴったりの本を渡してくれる

    本が何かを伝えようとしている

    お母さんは言う
    自分がどう感じるかだと

    おかあさんの「ことばをうのみにしない」ってことも何だか気になるヤズミン


  • インドが舞台の物語。
    子ども向けだけど、言い回しが面白くスラスラ読めた。

    主人公ヤズミンは本おじさんが営む『まちかど図書館』で本を借りるのが大好き。しかし市にきた苦情の手紙によって本おじさんは図書館を続けられなくなってしまう!
    図書館を守るため、ヤズミンは政治を巻き込んだ大きな活動をおこしていくストーリー。
    完璧じゃない主人公が学校生活や友人関係で失敗しながら、それでも大好きな図書館のために奮闘する様が非常に好感が持てる。
    また、日本と違う文化や食事が随所に出てきて異国を感じた。お母さんが作ったプットゥ食べてみたい!!

  • まちかど図書館の存続問題に「あみにかかったハト」の寓話を重ね合わせて子ども目線で政治と1人1人が行動を起こすことの重要性を描いた、非常に現代的でメッセージ性のある話でした。日本が舞台だとおとぎ話になりすぎて描けなそうだな。インドの風物も面白かった。

  • 夏読68冊目。
    大人の理不尽さに真っ向から抗議できる素直さがまぶしいー!
    子どもが正しいと信じたことを、つき進められる大人がいる町なのもいいな。

  •  ヤズミンの楽しみは、学校帰りに本おじさんの〈まちかど図書館〉で本を借りること。本おじさんは、「ぴったりの日に、ぴったりの人に、ぴったりの本を」選んでくれる。ところがある日、本おじさんのところに市から通知が来て、図書館が続けられなくなってしまう。

  • 河原さんのイラストが可愛い。
    インドの文化


  • 「本おじさん問題は、すぐにわたしたち子どもの『選挙のなかみ』になった。」P96

    9歳の女の子ヤズミンの楽しみは、まちかど図書館で本を借りること。本おじさんは、いつもぴったりの本を選んでくれます。市から通知がきて、図書館を続けられなくなった本おじさんを守るため、ヤズミンは市長選挙の候補者に手紙を送り…。

    「本おじさんを助けるために、なにかしなきゃ。わたしたちにかかってるの」
    P 102

    「おおぜいの味方が必要だってことさ。できるだけたくさんの人に伝えるんだ。」P 125

    「真のリーダーは、よい行いをする人を助けようとするものだ」P 136

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著者プロフィール

インド、ニューデリー生まれ、カナダ在住。児童文学作家。大学院講師。児童向けの著書は20冊以上あり、11の言語で出版、数々の選定や賞を受けている。本書の原作『BOOK UNCLE AND ME』では、スカラスティック・アジア・ブック賞、クロスワード・ブック賞を受賞。

「2022年 『本おじさんのまちかど図書館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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