クレオールとは何か

  • 平凡社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582333183

作品紹介・あらすじ

ざわめくことばに、耳をすませ。それは「歴史」を解体するカオスの華やさだ。注目のクレオール作家2人による、新たな実存のためのマニフェスト。

感想・レビュー・書評

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  • いわゆる「文学史」ではなく、訳者があとがきに記しているように「「非−歴史」の記述としての「文学」の呈示」(p296)である。「クレオール文学」の軌跡を辿ることはその入り組んだ歴史の描線に分け入ることであり、決して分かりやすい物語にはならない。それを書物にまとめる、一つの連続体の中に閉じ込めるという不可能性を引き受け、織り上げたシャモワゾー、コンフィアンに感服。

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著者プロフィール

パトリック・シャモワゾー(Patrick Chamoiseau)
カリブ海マルティニック島出身のフランス語作家(1953年生まれ)。日本語訳に『素晴らしきソリボ』(河出書房新社)、『クレオール礼賛』(共著)、『クレオールとは何か』(共著)、『テキサコ』(以上,平凡社)。『幼い頃のむかし』、『カリブ海偽典』(以上,紀伊國屋書店)、『クレオールの民話』(青土社)がある。

「2024年 『マニフェスト 政治の詩学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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