- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582761498
感想・レビュー・書評
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引っ越しで本棚を整理してたら出てきた。
そのうち買おうとAmazonの本棚に入ってたのに、昔買ってたようだ
そしてどうやら90ページくらいまで読んでたようだ
気になったページをドッグイヤーして、シャーペンで線を引いてる
これはいつころの読むくせか
マーキングをするかしないか、何でマーキングするか、ドッグイヤーするのか、マーキングのルールはどうなってるか、そんなこととかでなんとなくの時期がわかったりもするけども、本はやっぱりいつ読んだのか印をつけておくことが大事なようだ
落ち着いて、買った日、買った場所、読み始めた日、読み終えた日、そんなのを見返しとかなんでも適当にメモしとくべきだろう
とはいえ、買って帰ってそのまま積読で発酵させたりするのが好きなので、買った日とかはとても書けないから、今は読み終わった日しか書いてない
とはいえ、この本は、いつ読んだのか忘れたように本棚か、出てくるには嬉しい本の種類ではある
夢・アフォリズム・詩、は、記録の日時とかの構造的な世界観からは自由でいて欲しい
とかいったものの、僕はこの本、あまり読めなかった
引っ越しやコロナウイルスのせいで電車で読書する気分になれない、とかで、暫く読書が出来てなかった
なので集中力や読書コンディションが下がってるというのもあるけども、アフォリズムがどうしても苦手だ
読めない
パラパラとめくって、ほかの人が引用してるところを眺めたくらいだった
まぁ、大事に読みたいのに大事に読めなかった、そういう読書もいくらだってあります
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なかなか読み進められなかった。
息苦しい本。
カフカの小説のそれとは違う息苦しさ。 -
文学
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『夢・アフォリズム・詩』
フランツ・カフカ
吉田仙太郎編訳
ドン・キホーテの不運は、彼の想像力ではなく、サンチョ・パンサであった。(p92)
『ドン・キホーテ』の考察。続けて、p94にもそれが書かれている。
本来であれば、「ドン・キホーテ」なるものはサンチョ・パンサが担うものであった。だが「ドン・キホーテ」的なもの(悪魔)が主人にいった為、ある種の責任感から着いて行ったと書かれている。
すべては幻影だ、家族も、オフィスも、友人たちも、通りも、遠いものも近いものもすべては幻影だ。女性も、これがいちばん身近な幻影。でも真実は、お前が頭を、窓もドアもない独房の壁に押しつけているだけのこと。(p294)
カフカらしい。
……本は、僕たちの内部の凍結した海を砕く斧でなければならない。そう僕は思う。(p315)
私もそう思う。 -
カフカは自虐の人ではあったが、けして自虐趣味の人ではなかった。
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蓮井さんから借り物
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ことばというものは、感覚の世界以外のすべてに対しては、ひたすら暗示的にしか使うことはできない。ほんのおおよそのところで比喩的に使うことも、決してできないのである。それはことばが、感覚の世界に対応して、所有と所有の諸関係だけを扱うからだ。
秋の道のようだ――掃き清められたかと思うと、また枯葉に覆われる。
鳥籠が鳥を探しに出かけて行った。