封殺された対話: ペル-日本大使公邸占拠事件再考 (20世紀を読む)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582824353

作品紹介・あらすじ

フジモリは、なぜ彼らを殺したのか?!人質として127日間ゲリラと対話を重ねた著者が、迫真のドキュメントと歴史的考察によって、今初めて明らかにする事件の真相とその本質。

感想・レビュー・書評

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  • ペルー日本大使公邸人質事件の人質のうち、もっともトゥパクアマルと接したであろう、元外務省書記官の本。フジモリ政権がいかに独善的なのかがよくわかった。学者として書いたのだろうか。物語として読ませるために、後に記した資料や考えを本文に練り込んで欲しかった。章立てや記し方が少々読みにくい感じがした。貴重な内容だが。
    今考えると、フジモリ大統領の軍部に逆らえないという体制こそが、強行突入およびゲリラ17人全員殺害という惨事につながったのかもと思った。

  • 「アンカー」ペルー日本大使公邸人質事件の真実
    http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid297.html

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著者プロフィール

1951年生まれ。青山学院大学大学院博士課程中退。1986年外務省入省、中南米局、在キューバ、在ペルー、在メキシコ大使館勤務を経て、1998年末退職。1999年より国際基督教大学他で非常勤講師。専攻は思想史、社会運動史、ラテンアメリカ論。
著書に『封殺された対話 ペルー大使公邸占拠事件再考』(2000年、平凡社)、『八王子デモクラシーの精神史 橋本義夫の半生』(2002年、日本経済評論社)。共著に『変動するラテンアメリカ社会』(1999年、彩流社)、『相関社会科学ライブラリ ネイションの軌跡』(2001年新世社)、『思想読本 ポストコロニアリズム』(2001年、作品社)他。
 現在、「ペルー働く青少年基金」事務局長、「憲法再生フォーラム」他のメンバー。

「2002年 『アンデスからの暁光 マリアテギ論集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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