- Amazon.co.jp ・本 (124ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582834802
感想・レビュー・書評
-
茨木さんの家、室内、庭の写真がいくつも載せられている。たくさんの本が無造作に、でもたぶん主人のこだわりのある並べ方、そして積み重ねられ方(笑)
茨木さんの写真もいくつかあって、とてもきれいだ。
"わたしが一番きれいだったとき""くだものたち""倚りかからず""みずうみ"そして最後に載せられているお別れの手紙。泣かそうという意図なんてないのに、泣いていた。この詩人はもういないのに、残された作品群のなんて凛としてしなやかなことだろう。そんな風に思えて。
玄関の美しさ。あの人はいつもこれを押し開けて迎え入れていたんだな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
憧れの茨木のり子さんの家。きりっとした家だった。茨木さんの印象とぴったり。憧れる。背筋がのびてしゃんとする。私もきちんと暮らさなくちゃと思わせてくれる。
-
初めて茨木のり子さんのお顔を拝見しました。詩から受ける印象通り、とても聡明そうな方でした。日記ですら「詩」であることに戦慄を覚えます。手書きの原稿から立ち上る気配に圧倒されます。いろいろな意味で美しい人だと思います。
-
歳月を超えた本人の写真と詩が載っているため、主が未だに生活しているような錯覚に陥る。「歳月」を読んだ後だけに、Yの箱やご主人の写真の多さが痛々しい。愛し、愛されていたんだなあ。少し我が身を振り返る。
谷川俊太郎さんの撮ったのり子さんは美しい。決して美人ではない彼女の内面を写したものか。細やかな愛情でご主人だけでなく、家や周りの自然、人々に接していたと思わせる本。自筆の死亡通知が潔い。 -
詩人による日常見える世界からの切り抜きとそこから広げる創作世界の描き方には、大きくも小さくも、その言葉の数々に、いつもはっとさせられる。家の写真や手書きの原稿から人とその生活を垣間見られるのも、本書の魅力であることは間違いあるまい。
-
茨木のり子が、夫、三浦安信と暮らした一軒家(1958年施工)、いま見ても斬新なデザインで、住み心地が良さそうです。さまざまな写真と、茨木の代表的な詩が織りなす読み応えのある一冊でした。
-
ここまで公開するか、とちょっとびっくり。でも知りたかったことはほぼ分かりました。まず、公開を進めてくださった甥ごさんに感謝です。
「家」をみせていただくと、ますます茨木のり子さんがどんな人だったのか、実感を持って迫ってきます。茨木さんらしいクールさは、家というか暮らしの隅々にまで漂っていて、時にそっけない、冷たいと思うほどなのに、「Y」の箱の中には理屈抜きの熱い感情があふれている。その解放感は対照的です。全体に茶色い色調の家の中で、食卓に生けられたユリの花の清潔な美しさ、窓下に匂う金木犀のオレンジが救いのように感じられました。 -
期待と違った
-
愛着のある物のあるおうちは、とても素敵だ。
やはり戻って読み直したくなるのは
「わたしが1番きれいだったとき」 -
素敵なお宅でした。ご夫婦の素敵さがにじみ出ていて、ゆったり感と、生活美と、スタイリッシュさが、うまーく混ざりあった感じでした。こんな素敵なおうちに住んでみたいなぁーと思いました
-
素敵な温かみと、生活美と、スタイリッシュさが、うまーく混ざりあった、素敵なお宅でした。
ご夫婦の素敵さがにじみ出ていて。
いいなー。こんなお...素敵な温かみと、生活美と、スタイリッシュさが、うまーく混ざりあった、素敵なお宅でした。
ご夫婦の素敵さがにじみ出ていて。
いいなー。こんなおうちに住んでみたいなぁーと思いました。2022/10/17
-