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- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582835922
感想・レビュー・書評
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小説『ある男』を読んで著者に興味を持った。(直木賞受賞作も読んだが『ある男』の方が好き)。作家のエッセイというと、小説のイメージとはちがって、けっこう楽しくはじけているようなものが多いが、この著者のエッセイは小説のイメージどおり。”老成”という言葉が思い浮かんだ。正直おもしろみには欠けるが、誠実で思慮深い人柄をしみじみ感じつつ、自身の生き方の戒めにすべき文章が並んでいる。「胆力」という言葉が何度か出てくるが、そんな時代小説っぽい言葉が違和感なく居住まうエッセイである。
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著者が直木賞作家であることは知らなかった.また、女性であることも本書を読み続ける中で分かった次第だ.含蓄のある内容のエッセイ集だ.妙に構えないところや結構ずぼらなところが気に入った、