みちくさ道中

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582835922

感想・レビュー・書評

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  • 小説『ある男』を読んで著者に興味を持った。(直木賞受賞作も読んだが『ある男』の方が好き)。作家のエッセイというと、小説のイメージとはちがって、けっこう楽しくはじけているようなものが多いが、この著者のエッセイは小説のイメージどおり。”老成”という言葉が思い浮かんだ。正直おもしろみには欠けるが、誠実で思慮深い人柄をしみじみ感じつつ、自身の生き方の戒めにすべき文章が並んでいる。「胆力」という言葉が何度か出てくるが、そんな時代小説っぽい言葉が違和感なく居住まうエッセイである。

  • 著者が直木賞作家であることは知らなかった.また、女性であることも本書を読み続ける中で分かった次第だ.含蓄のある内容のエッセイ集だ.妙に構えないところや結構ずぼらなところが気に入った、

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著者プロフィール

1967年生まれ。出版社勤務を経て、2004年『新選組 幕末の青嵐』で小説家デビュー。08年『茗荷谷の猫』が話題となり、09年回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞、11年『漂砂のうたう』で直木賞、14年『櫛挽道守』で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞を受賞。他の小説作品に『浮世女房洒落日記』『笑い三年、泣き三月。』『ある男』『よこまち余話』、エッセイに『みちくさ道中』などがある。

「2019年 『光炎の人 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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