星占いのしくみ 運勢の「いい」「悪い」はどうやって決まるのか (平凡社新書) (平凡社新書 497)
- 平凡社 (2009年11月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582854978
感想・レビュー・書評
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満足していたり、うまくいってる人は占いを必要としない。
トルコのコーヒー占い。自分のすべてを自分で一つも決められない。そんなときに占いに望みを託す。
現代だってすべてが自分で決められるかといえば、そうではない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まず、ホロスコープを書いてみて、本書に従って読んでみる。ホロスコープ上の星に色がついてくるくらいにイメージが膨らむのが望ましい。解釈には、臨床心理学的な知識とアプローチが必要
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2012/12/19
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星占いとは何かを、学べる一冊。
自分のホロスコープを自分で読めることが分かり、感激しました。
お、おもしろい!
占い師によって、星の読み方の解釈は違うとのこと。
そうだったんですね。
自分がこの星占いの世界のことを学んだ時、どんな解釈になるのか、すごく興味が湧いてきました。
最近、何故か星が気になって仕方なかったので、これを機に、星の勉強を始めます。星占いと、天文学(?)と。
楽しみが増えて、嬉しいです。 -
星占いのやり方の導入書。12星座で性質を知ったり、ホロスコープの12個のハウスと惑星マークの配置で解釈したり、アスペクト…星とホロスコープの中心の角度(中心角)で、0度180度120度90度のとき、角度の意味で占うこと、がある。
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占星術勉強し始めて一発目にこれを読みたかった…!と思うほどわかりやすく網羅的。まあ何冊も読んだあとに読んだからこそ理解できたことというのもたくさんあると思うのですが。
共著の体裁ですが本文はほぼ石井先生。後ろの方に対談形式でちょろっと。本文にも鏡先生の引用多いです。
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石井ゆかりさんほどの方でも、
星占いの入口は自分への興味だったのだなぁと。 -
鏡リュウジと石井ゆかりの共著となっていますが、じっさいに執筆しているのは石井です。前半は、占星術の基礎についての解説です。この部分は非常に分かりやすく書かれており、占星術入門として有益な内容だと思います。後半は、石井が鏡から学んだことをまとめた「講義ノート」で、占星術の歴史と思想が説明されています。また巻末には、鏡と石井の対談が収められています。
鏡が監修役となっていることからもわかるように、心理占星術の立場に立って、占星術の意義が説明されています。本書のなかで石井が鏡のことばとして紹介している、臨床と研究を一体のものとしてとらえるような主張は、ユング心理学などに基づく心理占星術の立場に立つ論者がしばしばおこなっています。ただ個人的には「心理占星術」という知の領域はなく、たんなる占星術の心理主義的解釈にすぎないのではないか、という疑いをいだいています。
歯がゆく感じるのは、著者がフーコーの『言葉と物』に言及し、引用までしていることです。言及されているのは、16世紀まで西洋の「知」が「類似」に基づく秩序を編み上げていたという議論がなされているところで、フーコーはわれわれが自明だと考えている「知」のあり方を相対化しているのですが、著者は「類似」に基づく思考を、ユングの深層心理のように科学的な「知」の根底にある普遍的なものとして理解しているようで、フーコーの意図したこととは正反対の主張を導いてしまっています。
フーコーの考古学的思考から学ぼうとするのであれば、「心理占星術」が19世紀以来の心理主義に根差した、その意味で時代的な「知」の枠組みによる規定を濃厚に受けた解釈なのではないか、という健全な懐疑の精神をとりもどすことからはじめるべきではないかと思います。 -
占星術の考え方を示した本。このお二方のとらえ方は、自分の感覚とあってる気がする。
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星占いの歴史、天文学や心理学とのかかわりなどわかりやすく書かれていた。
ホロスコープの構成要素の説明が詳しくて良い。
自分のホロスコープを見ながらも一度読みたい。