ユダヤの商法 (ワニの本 197)

著者 :
  • ベストセラーズ
4.13
  • (40)
  • (24)
  • (25)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 379
感想 : 38
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584001974

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 商人ならば、これを読め。
    言葉は強烈。ただ、非常に猛々しく、本能的。

  • アインシュタイン ひとつの山
    ベルグシュタイン 山石
    ゴールデンバーグ 金山
    ローエンシュタイン 獅子岩

    シリア系
     マッソーバー、パウル(高い)、カタン(木綿)

  • 初版発行は1972年。1971年に起こったニクソン・ショックの実体験が生々しく語られていた箇所が印象的だった。月ごとの外貨準備高の推移から異常なドルの流入を見抜き、円を切り上げざるを得ないことを予想して、先手の対応策を打つ。まさに、機を見るに敏。藤田さんは万事がこんな感じなのだろう。

  • 孫正義さんが読んで感銘を受けまくったという本だけあって、素晴らしい内容だった。公理は5000年の歴史が証明する。これに尽きる。

  • 何故この本が今頃2万円もの値段で売られているのか。
    それが知りたくて図書館で借りて読んだが、案の定さっぱりわからないという結論だ。

  • 恐るべしユダヤ人。彼らが陰で世界を支配している

  • 最高のバイブル。営業スタイルの基本はここから学んだ。何よりも相手との約束を守ることがビジネスの基本。顧客では無く相手としたのは自分だけで無く顧客に対しても然りだからである。約束を平気で反故にする客は信用をしない。信用しない相手には提供するもの(商品、金、情報)のレベルは必然的に低下する。
    ビジネスは信頼関係、信用無くしては今は良くても相手のメリットが無くなればそれで終わりとなる。

  • 商いに五千年もの歴史のある「ユダヤ商法」をユダヤ人から学び、ユダヤ人から「銀座のユダヤ人」と言われた日本マクドナルド創始者、藤田田氏の著書。

    本書は苦労話みたいな内容ではなく、あくまでもユダヤ商人と折衝をつづけ吸収した”金儲けのノウハウ本”として、ユダヤ商人の特性や考え方をノウハウとして得ることができる。

    今みても”目からウロコ”と思えるような視点がいくつもあり、なおかつ藤田田氏の若かりし日の商売(マック以前にはGHQの通訳、貿易商として雑貨、宝石等)からスタートし、どういう経緯で日本マクドナルドを始めたのかもわかる。
    しかも、戦後間もなく商売を始めた頃は、ミスター珍として日本人ではなく中国人として商売していた(その方が商売に都合がよいからという理由で)なんていうツワモノ。

    ユダヤ人とのエピソードで個人的に面白かったのは、
    ユダヤ人は「今日のけんかを明日には持ち越さない」ということ。翌日ケロリとグッドモーニングなんていうらしい。しかしそれは、別に仲直りしましょうという意味ではない。
    「人間の細胞は日々刻々と変化し、新しくなっているからきのう喧嘩したときのあなたの細胞は、今朝はあたらしい細胞と入れ替わってる。だから考えもまた違うでしょ、私はあなたの細胞が変わるのを待っていただけ。」
    そんな風にして、気がつけば心理的に彼らにに主導権を握られてしまうというエピソード。

    よく「好きなことを仕事に」と世間ではいうけれども、藤田田氏はその逆で、むしろ冷静になれるから「嫌いなことのほうがよい」といっている。そのほかは商売の基本はユダヤ商法(=五千年の歴史ある法則、定理)に則って商いをしてきたというところは、愚直であったりする。(実際にどのくらい愚直かは読むとよくわかる)

    また藤田田氏の語り口や視点は、ああどこかで読んだ感じに似ているなあと思うところで、「ヨーロッパ退屈日記」などを書いた伊丹十三氏にも似ている。
    皮肉と愛嬌がたっぷりで、初版(1972年)から41年経った今も、読んでいて面白い1冊。絶版してプレミアの価値がついているのも納得です。

  • たぶん昨年秋に買ってから積読になったままだった本書でしたが、読んでみて大後悔。こんな面白いものを知らずして、無下に33歳も半ばを迎えてしまったことに。そう思わせる一冊でした!! 文句なしの★5つ!!

    72年初判の非常に古い本ですが、日本マクドナルドを作った藤田田さんがその垂涎のビジネスのネタを注ぎ込んでいて、今でも圧倒的な深さ。というか、そもそも存在が圧倒的に面白いんでしょうね…。

    まずマクドナルド自体が「日本人を全員金髪にするために作った」というのがものすごいビジョン過ぎる。パンと肉を1000年食べ続ければ日本も強くなるとw 滔々と日本の累進課税を批判し、現金で溜め込んで子供に渡せば相続税は逃れられると書いちゃうところなんかもかっこよすぎる。その他の数々の指摘を含め、今やっとグローバル化の中で日経ビジネスやら東洋経済やらダイヤモンドなんかで言われるようなことをバシバシと書いてある…。そりゃ、すげーわw 取り急ぎ、藤田田さんの本を片っ端から読む事を決意しました。ルノアールは一旦お休みして、マックで読もうかなーw(2013.4.16読了)

  • かなり昔の話で、直接的な参考になるかと言えば微妙。ただ根底の意識の部分は一理あるものばかりで、なるほどと思う事が多かった。
    それにしても、良くも悪くも日本はあまり変わっていないのだなと感じた。

全38件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

藤田田(ふじた・でん)
1926(大正15)年、大阪生まれ。旧制北野中学、松江高校を経て、1951(昭和26)年、東京大学法学部卒業。在学中にGHQの通訳を務めたことがきっかけで「藤田商店」を設立。学生起業家として輸入業を手がける。1971(昭和46)年、世界最大のハンバーガー・チェーンである米国マクドナルド社と50:50の出資比率で「日本マクドナルド(株)」を設立。同年7月、銀座三越1階に大第1号店をオープン。日本中にハンバーガー旋風をまき起こす。わずか10年余りで日本の外食産業での売上1位を達成し、以後、トップランナーとして走り続ける。1986(昭和61)年、藍綬褒章受章。1989(平成元)年、大店法規制緩和を旗印に米国の玩具小売業トイザラス社との合弁会社「日本トイザらス(株)」を設立し、全国展開した。社団法人日本ハンバーグ・ハンバーガー協会初代会長。創立30年にあたる2001(平成13)年7月26日、日本マクドナルドは店頭株市場に株式公開を果たした。2004年4月21日逝去(満78歳)。著書に『ユダヤの商法--世界経済を動かす』(小社刊)など多数。

「2022年 『漫画版ユダヤの商法 君たちはどう稼ぐか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤田田の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
神田 昌典
稲盛和夫
トニー・ブザン
ジェームズ アレ...
デールカーネギ...
アンソニー ロビ...
神田 昌典
堀江 貴文
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×