「意識高い系」という病~ソーシャル時代にはびこるバカヤロー (ベスト新書 391)
- ベストセラーズ (2012年12月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584123911
感想・レビュー・書評
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途中までは作者の「意識高い系(笑)」への毒にうんざりしそうになったが、最後の数ページには意識が高い・低い関係ない全ビジネスマンへのアツい愛情が伝わり、今作のメッセージを理解することができた。私もビジネス本に紹介されている仕事術を実践したいと思うことはあるが、恰好だけの仕事術を身につけるよりも、目の前の仕事にアツくなれる働き方をしたい。
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facebookの投稿でやたら明言を投稿する人、やたら交流会に出まくる人、など、意識が高い行動をする、香ばしい人々について本書では詳しく書かれている。
就活中の学生の話はメールやソーシャルメディアが出て来たから、意識が高い人々が増えたのではないか、と思わせる内容で興味深かった。
世の中、意識が高い人の行動を絶賛しすぎなので、もっとこういう本があっていいと思う。 -
今のポジションで経営者(社長)向けセミナー等に参加していると「意識高いですね」とか言われるのですが、「意識高い」という言葉に違和感があったので読んでみました。
意識高いってなんなの、高い低いってあるの?みたいな。
まぁ、こんなふうに取る人もいるのね、という印象でした。
そんで、もうちょっとポジィティブに書けばいいのに、と(笑)
そうしたら売れないからかなぁ。
最終章の後半が感情的に、というか
酔って書いてるのかなという感じになってますが
そこに書かれている まず目の前の仕事をしろ だとか
そういう 身近なところを疎かにするなよ という点は
大事なことだと思いますね。
いろんな見方があるということでこれもまたよし、かな。 -
これは。。。あまり読まなくてもいいと思った。
意識高い系が比較的身近にいる私みたいな人にとってはたいして面白い話、目新しい話はなかった。 -
痛い、とか、香ばしい、とか
具体的な行動、事象を挙げてぶったぎりまくっている(・_・;
ご自身も過去にやらかしているので過去を振り返って穴があったら入りたいといってるくらいなので単にdisってるだけではないのだけど。
最後の二ページくらいかな。スッキリ読めたのは。 -
身近にいるアムウェイをやってる人たちの薄ら寒さの根底がこの意識の高い人(笑)と同源であると気づけただけで儲けもの。
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「意識高い系」というネットスラングを時々,
目にしていたのですが,興味がなかったのでスルーしていた
――それとも凹むから無意識にスルーしていた?
図書館の新刊コーナーにあったので,
衝動的に借りてしまった一冊です。
サクサク読めて,クスッと笑える――特に最後の1ページ。
でも,意識高い系(笑)当人はグサグサと
突き刺さるものがあるかもしれない。
ビジネス書をついつい読んでしまう私も意識高い系(笑)なのかなぁ…。
いや,でも,私って凄い人間なんだよ~と,アピールして,
評価資本を獲得しようとしていないから,
そんなでもないとは思うけど…
――むしろ,その逆を行っているような気がする(違う?)。
何か特別なことを得られる本ではない。
時事ネタとしてサクッと読む本です。 -
いやぁ、これってまさに20台後半から30台前半位の自分だわ(^^;; 内容なんて全然理解出来ないHBRとかを勤務時間以外で読んでる俺ってかこいいとか思ってたww
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ネタ的には面白いし一気に読めるけど、読む人によって好き嫌いというか解釈が極端に分かれそうな本だろう。著者はそうなることをわざと狙ってやっているのかも知れない。
これを客観視して読める人が、実は「意識の高い」人なのかも。 -
最後の常見さんの語りで泣いてしまった。
意識高くしなきゃと思ってたけど、そうじゃなくていいんだと思ってほっとしました。
理想論を語られることが多い中で常見さんは現実をきちんと捉えようとするところが好きです。