「意識高い系」という病~ソーシャル時代にはびこるバカヤロー (ベスト新書 391)

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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584123911

感想・レビュー・書評

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  • (2013/1/19読了)そう、結局のところ、こういう「意識高い系(笑)」という人種は、ネットを見てるとたっくさんいるように見えて、全国的にみたら、都市部に住んでいる大学生or大卒者の少数だけの話なのだろう。案外、地方都市はまだまだ昭和な世界を生きている・・・。

  • 読む前から著者と同じ気持ちだった。
    共感したいがために買って読んだ。
    なかなか面とむかってうざってーよ!!とは言えないから読んでスッキリ!
    意識高いことを周囲にアピールしながら生きてる人にはむっとくる内容だと思うから読まないほうがいい。

  • 意識高い系(笑)は見ていてイタい。現実を見よという論。
    ネットが好きで、首都圏でわいわいやっていた学生〜若手社会人なら身に覚えのあることが沢山書かれています。
    ただ、とにかく批判的な文章の羅列なので(「公人」は名指しで批判、という断りのもと色々な方の言動が取り上げられています)、その批判の先にあるものが見えづらい。
    批判の対象と擁護の対象が、性質的に近しすぎるという理由もあるかもしれません。
    常見さんご自身も「かつては意識高い系(笑)」だったと仰っていますが、少なくも多くの人間が通る道。個人的に、これは誰もが通ってよいプロセスにも感じるので、そこまで痛烈に批判するのもどうなのか、というのが感想です。
    良くも悪くもブログ的な文章で、すすっと読めました。

  • 私も気をつけます。最後の数ページに著者の言いたいことがすべて吐き出されている。

  • 次は僕ジムだあ。
    平田だろの件は笑ってもうた。
    意識高い系(笑)ってどことなくロスジェネ(笑)に似ているなあとも思ったりしたけど反転して意識高いに向かうしかなかったのかな。
    まあイタいと思われない程度の自己プロデュースをできるほうがよいよね。
    でも、この自分もそうだったりとか認識している書き方とかは極めてプロレス的な手法でもあるように感じられるのは常見さんの核にはそれが染み込んでいるからだろう。
    だからこそ読んでいて心地いいのだ。

  • 『「キャリアアップ」のバカヤロー』(講談社+α新書)の姉妹編のような感じ。
    「意識高い」が思想的な活動だとすると、「キャリアアップ」は実践的な活動と言えるかもしれない。
    こういう人たちがいるのは把握しているけれど、楽しそうだし良いのではないか、とも思う。
    パワーが高すぎて超回転している一方で、周囲との摩擦係数が低いのであまり外部に運動エネルギーとして伝わらず、ムダを発生していることが多いと思うけれど。

    セルフブランディングについては、インターネットに限らず、本人が自分について情報発信している場合、都合の良いように切り取りやすい=記号化しやすいので、あまり真に受けないほうが良い。

  • 途中の『日経ビジネスアソシエ』研究など、興味深い記述も多いのだけど、はっきり言って締めが最悪である。「お前たちは所詮は一般人に過ぎない!目を覚ませ!」という主張では、いくらなんでもその先に可能性を開くことはできないだろう。「意識が高い(笑)」と「意識が高い」を峻別するのであれば、真に「意識が高い」人間とはどうあるべきかということを少しくらいは示してもいいのではないか?そうでないと、単なる嘲笑にしかならない。

  • 「意識の高い学生(笑)」・「意識の高い人(笑)」について批判的な立場から書いている本。
    これらの人々に感じる「空回り」感というのは、「(笑)」に象徴されるように、冷静に見ていると滑稽に見えるが、他方で、どうしようもない不安感からそういう行動に駆り立てられるのも分かる部分もある。
    いずれにせよ、就職活動のキツさを表している社会現象のひとつなのかとも思う。

  • ここまで堂々と駄目だしできると楽しいんだろうな〜
    ちなみに自己啓発本は、私もよく読みます!
    意識高い系…素敵な存在ですね!
    意識が高い…ではなく、意識高い系です!

  • 「意識高い系」と「意識高い系(笑)」の違いを説明している。
    今の仕事に直結しない(生かせない、生かそうとしない)自己啓発うんぬんや、人脈の教科書的なことやネットでの情報発信とかを「はあ~」って感じで書いている。
    「今とは違う自分に変身できる」という幻想はダメ。
    メディアの情報を鵜呑みにするのもダメ。  などなど

    メディアに登場する人(=できるビジネスマン!)は本当に尖った人だけで実際にそうなれないことが多い。自分の平凡さをよく見なさいよってところがうんうんって感じだった。

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著者プロフィール

千葉商科大学准教授

「2021年 『POSSE vol.49』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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