五感: 混合体の哲学 (叢書・ウニベルシタス 323)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588003233

作品紹介・あらすじ

1985年メディシス賞受賞 言語中心主義によって葬り去られた人間の感覚世界の復権とその全面的開花への展望を語り,原初の活力にあふれた文明の再生をめざす。

感想・レビュー・書評

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    ギリシア哲学、キリスト教、デカルト的理性に通底にする言語=視覚中心主義にノンを唱え、文明によって失われた感覚世界(触覚・味覚・嗅覚・聴覚)の復興による原初の活力に溢れた文明再生への展望を語りつつ新たな〈科学〉時代の到来を予告する。
    ’85メディチ賞受賞。

    [ 目次 ]
    ヴェール
    ボックス
    テーブル
    探訪
    歓喜

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著者プロフィール

(Michel Serres)
1930年フランス南西部のアジャンに生まれる。海軍兵学校、高等師範学校を卒業。数学、文学、哲学の学位を取得。58年からクレルモン=フェランの文学部で教鞭をとり、ライプニッツ研究で文学博士となる。69年からパリ第1大学教授として科学史講座を担当。数学、物理学、生物学の研究に加え人類学、宗教学、文学などの人間諸科学に通暁する百科全書的哲学者としてフランス思想界の重要な一翼を担い、科学的認識と詩学を統一的な視野に収め、西欧的思想の限界に挑む。90年からアカデミー・フランセーズ会員。邦訳された著書に、『火、そして霧の中の信号──ゾラ』、『青春──ジュール・ヴェルヌ論』、『天使の伝説─現代の神話』、『ローマ──定礎の書』、『小枝とフォーマット──更新と再生の思想』、『白熱するもの──宇宙の中の人間』、『カルパッチョ──美学的探究』、『世界戦争』(以上、法政大学出版局)など多数。2019年没。

「2021年 『パラジット〈新装版〉 寄食者の論理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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