近代都市の下層社会: 東京の職業紹介所をめぐる人々 (サピエンティア)

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  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588603495

作品紹介・あらすじ

明治から大正にかけて、近代化の進む東京には全国から人が集まってきた。彼らは住居近くの職業紹介所を利用してより良い仕事を探すが、技術を持たない人々が就けるのは、ほとんどが日雇労働や女中などだった。江戸時代の流れを組む口入屋から、宗教団体による慈善事業、西欧を手本とした公立の紹介所まで、各事業の成立と展開、国や自治体の政策などを体系的に検討し、下層社会が拡大した経緯を追う。

感想・レビュー・書評

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  • 「格差」について興味が出だしたため読んでみたものの、明治から昭和初期の話題であるため、目的にはあまり役立たず。すごく学術書なので、内容も固めです。

    ひとつ、ピンハネのあたりは今のIT業界然り、長年の課題なのだなと改めて気付かされました。

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著者プロフィール

1982年、東京都生。日本大学大学院文学研究科日本史専攻博士後期課程修了。博士(文学)。日本大学文理学部助教を経て、現在、日本大学生産工学部助教。
主要著作:『近代日本と「高等遊民」―─社会問題化する知識青年層』(吉川弘文館、2010年)、『近代日本の就職難物語──「高等遊民」になるけれど』(吉川弘文館、2016年)ほか。

「2016年 『近代都市の下層社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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