星をまく人

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制作 : Katherine Paterson  岡本 浜江 
  • ポプラ社 (2003年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591077535

星をまく人の感想・レビュー・書評

  • エンジェルは、育児に問題ありの母と7歳の弟と3人で暮らしていたけど、ある日弟と2人、ひいおばあさんの家に置き去りにされる。それだけでも辛いのに、母が弟だけ迎えに来たり、父が刑務所にいるせいで学校でいじめられたり。それでも前向きなエンジェルがほんと健気。周りに守ってくれる大人がいなかったから、自分が大人になるしかなかった。エンジェルを支えたのは、ひいおばあさんに、図書館の本、星のおじさん、そして空に輝く星たち。

  • エンジェルが良い子すぎてかわいそうで,どうしてこうもろくでなしばかりが周りに集まってくるのかと,作者の設定に異議申し立てをしたいくらいだった.

  • 11歳のエンジェルはいつも疲れている母親のかわりに、7歳の弟バーニーの世話や家事までこなしています。ある日、刑務所にいる父親に会いに行ったそのあと、エンジェルたちは父親の祖母の家に向かいます。そして母親は子ども達をそのまま置いてどこかへ去ってしまいました。不安な中気丈にふるまうエンジェル。そんな彼女の前に星が好きな「星のおじさん」があらわれ、始めて知る天文学の世界にエンジェルも惹かれていくのでした。決して幸せでない境遇のエンジェルですが、ひた向きに真っ直ぐ生きようとする姿に心を動かされます。大人になって忘れてしまいがちな純粋な心をみなさんも感じてください。

  • 創作ならではの救いも用意されているとはいえ
    子供が読んだ時(日本の子供が共感できるかは微妙ですが)
    充分に沢山のものを考えさせてくれる作品のように思う。

    引用したい言葉、
    もう少し詳しい感想をまたいつか書きたいけれど
    …いつになるのか;

  • 「むかし」「人々がおれたちのように空を見上げて、見たものを物語にして、たがいに話し合ったのだ。その物語で空に地図ができた。」(161p)

  • すっごいおもしろかった。読み終わりたくないなーって本だった。図書館で借りたやつだったから機会があったらまた読む。

  • The same stuff as stars
    Katherine Paterson 作
    岡本浜江 訳

  • The Same Stuff as Stars Katherine Paterson

    P23 バーニーはとにかくテレビを見すぎる。エンジェルは子どもにとってテレビの見すぎはよくないのを知っていた。ほかの五大栄養素グループをとらないで、砂糖ばかり食べるようなものだ。エンジェルの担任だったハリングフォード先生は、主要栄養グループについてやかましい。先生はテレビも子どもの精神発達に深刻な障害をもたらすという。正しくものを食べないと体の成長がさまたげられるのと同じように。

    P24おどしがよくないんは、わかっている。でも行儀よくさせるにはそれしかないことがよくある。

    ジーンズをぬいでポケットから小銭を出し、ソックスの中に入れあ。お金は持っている必要がある。いつかヴァーナ画エンジェルとバーニーを終夜営業の食堂に置いて帰ってしまったことがあった。つまり、いつでもアパートのカギを首にひもでつるし、タクシーで家まで帰れるだけのお金をもっていなくてはならないということだ。さもないと、知らない人に手荒くあつかわれ、舌打ちされ、警察を呼んで親をつかまえろなんておどされて、恥ずかしい思いをする羽目になる。

    P58正直なところ、ときどきエンジェルは自分がヴァーナルより年上のような感じがする。小さい子をつきそいなしに車においていってはいけないことくらい、だれでも知っている。

    P69「おまえは小さい母親だね、エンジェル」

    P163「星のことを話せば、みんなこわくなくなるかもするんじゃないかな?だって、宇宙はすごーく大きいから、空を見上げていると、なんかこう、自分がなんでもないみたいに思えてきちゃうでしょ」

    P164村には図書館があるだろう。おばあちゃんに聞いて、育ちざかりの子どもには、五つの基本的な食べ物のほかに本を読むことも必要だといってみよう。もし図書館があれば、バーニーをつれて歩いていって、読む本をかりてこられる。~バーニーはばかではない、ただ強情なのだ。でもなんとかして図書館についれていくことにしよう。社会福祉事務所だって、わたしがちゃんとしたものを食べさせ、たくさん本を読んでやる姉さんだとわかれば、バーニーから引きはなしはしないだろう。

    P173ドアに大きな黒い字で「エリザベス・フェッチャー・アーウィン記念図書館」と書いてある。建物より大きい感じの看板だ。窓にはボール紙に手書きで時間が書いてある。月曜、水曜、金曜、十二時から三時まで。

    「いえいえ、いつでも好きなときにきていいのよ」リザさんがいって本をわたすと、バーニーはまるでリザさんの気もちがかわって、かさないといってはたいへんだというように本を胸にだきしめた。

    P189エンジェルはベッドに寝そべって、すりきれたペーパーバックの『星を知ろう』を開いた。「一つ一つの星のちがいを」とはじまっている。「知っている人はあまり多くありませんんが、知ることはむずかしくなく…」
    エンジェルはすばらしい最初の文章に目をぱちぱちさせた。エンジェルもなにも知らなかったけれど、それは一人だけではないのだ。この本の著者H.A.レイはなにかを知ろうとする前に、もうなにもかも知っていなくてはいけないような書き方をしている百科事典の人とはちがって、学ぶことができると書いてある。つぎはこうだ。「五千年前、ふつうの羊かいたちにとって、天はおなじみのものでした。彼らは星や星座をよく知っていました。読み書きもできなかったのに。だとしたら。あなたにもあなにできないはずはありませんね?」
    これまで知らなかった感情が、あたたかくエンジェルをつつんだ。

    P311「おれたちはみんな星からきたっていったろ?おれたちの体は、星と同じようなものでできているんだって」
    「うん」
    「おれも、もとの... 続きを読む

  • 父は塀の中、母は自由人。
    幼いのにもかかわらず、頼りない母の代わり
    自分が頑張ろうとする長女。
    そんな姉のことに構わず、おやつをねだる弟。
    母がいつものように、突然引越しをし始め、
    今度は祖母の家に預けられる。
    そこで出会った星の人。

  • すごく強くてしっかりした女の子が主人公。パターソンが描く主人公は、本が好きで頭が良くてしっかりした女の子が多い気がする。 どんなにつらい状況におかれても、どんなに希望が見えなくても、助けてくれる人は絶対いる。それをこの本は教えてくれた。

  • 11歳の女の子エンジェルが主人公。
    刑務所に入っている父と子育て放棄の母に振り回されながら小さな弟と、なんとかやっていこうと頑張る姿がいじらしい。
    原題は「The Same Stuff as Stars」
    ちっぽけな人間も空の星と同じものから出来ている。
    それだけでもすばらしい事でしょ?っていうメッセージ。

  • 主人公のエンジェルに勇気をわけてもらえる本だよ。

  • パターソンの比較的新しい作品。母親に翻弄される少女エンジェル。星が好きな人、頑張っている人にお勧め。プレゼントにもいいんじゃないでしょうか。

  • ママと、私と、弟。なのにママは私たちを置いて行っちゃった――「わたしが、しっかりしなくちゃ。」いつもそうやって泣くのを堪えているような女の子の話。表紙が可愛い!文字とか空を見上げるさらっと描かれた線画風の女の子とか。

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