([え]2-3)妖怪博士 江戸川乱歩・少年探偵3 (ポプラ文庫クラシック え 2-3 少年探偵)

著者 :
制作 : 綾辻 行人 
  • ポプラ社
3.60
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本棚登録 : 225
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591106211

作品紹介・あらすじ

あやしい老人の後をつけて奇妙な様館にたどりついた少年探偵団員の相川泰二。そこで泰二の目に飛び込んできたのは、ぐるぐる巻きに捕えられた美少女だった。少女を助けようと洋館へ忍び込んだ泰二に、妖怪博士の魔の手がせまる!怪人二十面相、恐怖の復讐劇。

感想・レビュー・書評

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  • 乱歩作品、2冊目。ですます調が一周回って心地よく読みやすくなりました。

  • 読んでいると、恐かったり、ドキドキしたり、「そうだったの?」とか、「やっぱり~」とか、とても面白かった。
    でも、ちょっと恐かった・・・

  • あやしい老人の後をつけて奇妙な様館にたどりついた少年探偵団員の相川泰二。そこで泰二の目に飛び込んできたのは、ぐるぐる巻きに捕えられた美少女だった。少女を助けようと洋館へ忍び込んだ泰二に、妖怪博士の魔の手がせまる!怪人二十面相、恐怖の復讐劇。
    【解説/綾辻行人】

  • 逆襲!

  • 怪人二十面相が少年探偵団に対して牙を剥く巻です。
    大人が読んでもハラハラしますから、
    子供の頃に呼んだら感情移入が凄まじいと思います。

  • 『少年探偵団』シリーズ3作目。このサイトには登録していませんが、1,2作目も読んでいます。
    明智小五郎や少年探偵団へ復讐してやろうという二十面相の強い気持ちを感じました。子供達を怖がらせていたシーンで「フフフ…ハハハ…」という笑い声が沢山書かれていて、二十面相ご機嫌だなぁ〜と思いました(笑)
    明智が洞窟から見事に脱出した(と思わせた)シーンが好きです。子供達と一緒に閉じ込めた筈なのにどうして?!と驚く二十面相。入り口で入れ替わっていたというシンプルなトリックでした。

  • 「せむし」って何だろうって思いながら読んでいたのを思い出します。
    みんな知らない人についていきすぎですよ。現代なら保護者からのクレームで、あっという間に少年探偵団は解散させられ、明智さんには非難の渦が寄せられるはず…。

  • 少年探偵団員の正義感や好奇心を逆手にとって、少年たちを監禁してしまう妖怪博士。
    事件の早期解決を賭け、明智探偵の無能さを知らしめようとする殿村探偵。
    前の2作品で自尊心を傷つけられた怪人二十面相が、あの手この手で復讐(いやがらせ)を始めます。盗賊らしく身を潜めておけばよいのに、天才って難儀な生き物だなぁと思う。でも、そんな二十面相を応援したくなるんです。

    一方、小林少年を使いに出し、数学の問題を解いている明智探偵は、私の中ではアウトです。

    シリーズ3作目もドキドキ・ワクワクする要素がふんだんに詰まった作品でした。

  • ★3.5
    前2作での二十面相の狙いはまだ美術品がメインだったけれど、本作ではすっかり明智探偵+少年探偵団への復讐がメインに。そして、罠に嵌めているつもりで自滅している二十面相が滑稽で、遂に人ではないものにまで変装した姿に思わず吹き出しそうになった。そんな彼の行動と思考回路は幼稚ではあるものの、ある意味では永遠の少年とも言える貴重な存在。巻数を重ねる毎に、やたらと可愛く見えてくる(笑)。こんな二十面相の相手をしっかり務める、明智探偵と少年探偵団は優しい。それはそうと、子ども向けなのに縛られ描写が割と多め。

  • 少年探偵団の相川泰二君が見かけた地面に何かをかく老人。老人の後をつけてある洋館に入り込む。洋館に転がる少女の蝋人形。閉じ込めれた泰二君。泰二君に妖怪博士と名乗る老人。老人に催眠術をかけられた泰二君が自分の家から盗み出したお父さんの働く工場の秘密文書。そねまま行方不明になった泰二君を探す少年探偵団の上村君、大野君、斎藤君をとらえた妖怪博士。明智小五郎に依頼をした相川氏の元に現れた殿村探偵。明智小五郎に挑戦し先に少年たちや文書を奪い返す殿村探偵。明智小五郎に妖怪博士としての正体を暴かれた殿村探偵の逃亡。妖怪博士を怪人二十面相と見破る明智小五郎。少年探偵団の団員11名が鍾乳洞探検に出掛けるが怪人二十面相に捕まってしまう。怪しい鍾乳洞の案内人。明智小五郎が鍾乳洞にやってくるが案内人に化けた二十面相に捕まってしまう。明智小五郎の反撃。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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