([た]1-4)お茶が熱くてのめません Tanabe Sei (ポプラ文庫 た 1-4 Tanabe Seiko Collection)

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  • ポプラ社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591109168

感想・レビュー・書評

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  • 友達からの頂戴本。相変わらずコッテコテの大阪弁本。私は関西出身なので馴染みがあるが、他地方の人は読み易いのだろうか。ストーリーは、別れた後にも連絡を取り合う男女の短編集なのだが....その時点でもう私は「ズルズルとなにやっとんねん」と思ったので、この本のコンセプトとは大きく離れた読者になってしまった。また、出てくる男のロクデナシぶりが半端じゃなくて!大阪弁の掛け合いなどは風情があっていいけれど、この本は心の広い関西人の読者なら「こういう関係もオツでっしゃろ」と思えるのかなあ?

  • 関西弁が生々しく聞こえ(自分が関西人だからか)
    初めは抵抗があった。
    次第に、ストーリーにはまりこんでいって
    そうそう女ってこうだなとか実感したり
    あとがきさえも、面白く読んでしまった。
    ただ、自分はまだそこまで思い切れなかったりきっと意地を張ってしまう
    だろうと登場人物と自分を比べて若干の距離を感じたのは
    経験の浅さからなのだろうか。

  • 初めての田辺聖子。
    2編くらいまで、男女の腐れ縁の関係がイライラしましたが、まあ現実はこんなこともあるよなぁと思いました。関西弁のリズムが心地よかったです。

著者プロフィール

1928年3月27日生まれ、大阪府大阪市出身。樟蔭女子専門学校(現・大阪樟蔭女子大)卒業。1957年、雑誌の懸賞に佳作入選した『花狩』で、デビュー。64年『感傷旅行』で「芥川賞」を受賞。以後、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』『ひねくれ一茶』『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』『新源氏物語』等が受賞作となる。95年「紫綬褒章」、2000年「文化功労者」、08年「文化勲章」を受章する。19年、総胆管結石による胆管炎のため死去。91歳没。

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