([お]3-1)優しい子よ (ポプラ文庫 お 3-1)

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  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591111925

感想・レビュー・書評

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  • 心が温かくなる本でした。 これをきっかけに 大崎善生さんの本を たくさん読みました。

  • 泣いた……(;_;)
    茂樹君の純粋さや優しさ、そしてその生命に、何度も涙が出た。

    そして、大崎さんについても初めて知ることばかりだった。
    小説しか読んだことがなかったし、知らなかった。
    初めて、「大崎さん」として知った。

    (2010.04.15読了・携帯からメモ)

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――

    『優しい子よ』『テレビの虚空』『故郷(ふるさと)』『誕生』
    『あとがき』『文庫版 あとがき』

      
    (『優しい子よ』から『誕生』へ繋がる。)
    不治の病の少年(杉田茂樹君)と大崎さんの妻(女流棋士・高橋和さん)の交流。
    読みながら、そしてすぐに再読、再々読してまた、何度も何度も涙が出た。
    読んでいる間、ずっと胸が震え続けた。

    重い病気を抱えながら懸命に生き、高橋さんに憧れた茂樹君。
    人生の最後の数ヶ月という短い時間だったけれど、
    高橋さんと茂樹君は距離も時間も越えて、心で繋がりあっていたと思う。
     
    茂樹君の純粋さや優しさ、そしてその生命に、何度も涙が出た。
    「じぶんをよわいとおもわず力いっぱい今をいっしょうけんめいに生きていきます。
     こうかいしないように生きます。」
    「いつまでもお友達でいてください。」
    茂樹くんの手紙、一つ一つの言葉が胸を打つ。
     
    ……大崎さん。そして、茂樹君のご両親。
    本となったことで、今こんな風に、茂樹君と出逢えた人もいます。
    優しい気持ちを、大切な想いを、どうもありがとう。

    そして……どうか、大崎さんの禁煙が、ずっと続きますように。
    茂樹君との出逢いが、大崎さんの中でも生き続けますように。

    (2010.04.17感想まとめ)

  • たぶん自分の人生を変えてくれるであろう本。
    これからの道を考えてます

著者プロフィール

1957年、札幌市生まれ。大学卒業後、日本将棋連盟に入り、「将棋世界」編集長などを務める。2000年、『聖の青春』で新潮学芸賞、翌年、『将棋の子』で講談社ノンフィクション賞を受賞。さらには、初めての小説作品となる『パイロットフィッシュ』で吉川英治文学新人賞を受賞。

「2019年 『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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