(017)異 (百年文庫)

  • ポプラ社
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本棚登録 : 185
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (139ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591118993

感想・レビュー・書評

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  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、2階文庫本コーナー 請求記号908.3/H99/17

  • この三人の組み合わせがよい!

  • 古典ってやっぱり難しいなぁ、と思った。でもこのくらいの短編で、読みやすい本になっているので、スラスラとは読み進められなかったけど、面白い!と感じることができた。「人でなしの恋」が一番わかりやすく、楽しく読めた。
    シリーズの他の本もチャレンジしたい。

  • 江戸川乱歩「人でなしの恋」ビアスの蛇の話、ポーのウィリアムなんとかの話。乱歩の人でなしの恋は、いつ読んでも日本的な蔵の怖さの中にある怪しさとか、あのろうそくの感じとか、別に丁寧な恋愛の心理描写などはないのに映像が目の間に迫ってきてこころがドキドキするのがすごいなと思う。しっとりとした、漢字に感じるセクシーな雰囲気。別に誰だっていいの、その人の顔とかそういうの重要なのではないの。そうっと覗く蔵の中までのもどかしいがはやるきもちを抑えたり、夫を信じようとする気持ちの葛藤とかも、別に詳しく書いてなどいないのに、それをつれて蔵まで行く。ビアスの蛇の話、ポーの話は読んでいるとき以上に後がわくわくする。あ、面白かったな~って。蛇の話は、組み立て方とかがもうほんとにあっさりとした御伽噺調なのに蛇を見ているところの、真に迫る迫力があった。何でだろう。導入部分の引用が何度も頭の中をよぎる。「そういうことじゃないのにな」って。辛らつでユーモアにあふれてていねい。人のことをよく知っているなあ!と思う。ポーの話ももう読んでる途中から、先は見えてるし「あっそう」っていう「ポカーン」としたエンディングではあるのに、もどかしさや自暴自棄の本人の苛立ちとか、怖さとかがすごく読めるところがこの話全体の不思議さをまとめているように思える。あっけらかんと「なーんだそうか」で終わるところがないのがすごい。
    どれもこれもある程度先が読める感じはあるんだけど、それ以上に描写がまさっていてひきこまれるというのがある。先が読めたって別にほかに読むところもあるし、面白いところは別にあるんやで!

  • 江戸川乱歩いい!!人でなしの恋いい!!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      ネタバレになるから詳しくは書けないけど、コノ手の話に目がありません。。。
      ネタバレになるから詳しくは書けないけど、コノ手の話に目がありません。。。
      2012/12/17
  • 人でなしの恋が良かった。

  • 江戸川乱歩の人でなしの恋がよかった。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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