マイナークラブハウスの恋わずらい―minor club house Side-B (ポプラ文庫ピュアフル)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591120620

感想・レビュー・書評

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  • 自分の高校生活を思い出しました。
    理科クラブの子に誘われてお茶会したり(アルコールランプでお湯沸かすのはとーっても時間のかかることでした)、くじけると同じバスの路線を反対側に乗って帰る友人にくっついていって、彼女のお母さんのつくるクロックムッシュを食べて英気を養っていました。(自分の高校時代ってちょっと変ですかね)
    「徹子おかーさんがコロッケを揚げ倒すでござるの巻」は最高です。

  • 久しぶりにこのシリーズを読んだ。あったかいんだけど、切ない部分とか、やりきれない部分があって、好き。
    2011/5/30

  • 分かりづらいけど分かってしまう。その絶妙な加減がうらやましい。そう、うらやましい。現実の人間関係は、分かりづらいし分からない。紙一重な気もするが、この紙は越えられない。

  • 『マイナークラブハウス』シリーズの番外編かな。あいかわらずのコミカルな展開だけど、心を切りつけられる所も多い。

  • シリーズの今までよりも、かなりほのぼのとした雰囲気でした。(これでほのぼのというのもどうなんだ、という気もしますが……)
    天野とぴりかの関係が、前巻よりはっきりとしてきて、これからどういう関係に発展していくのか楽しみでもあり、怖くもあります。

  •  マイナークラブハウスシリーズ番外編…か?
     全編通して天野君とぴりかちゃんの話がひそかに描かれてる感じ。この二人はこんなに通じ合ってますよ、実は近いものなんですよ、みたく。
    いいコンビなのかもしれないけども、逆に違う系統のものと結ばれなきゃいけないのかも。
    ウシカフェのおにーさんと滝ちゃんと、それぞれふさわしいと思うけどな。

    人文系クラブの地味男子(…が、彼らなりの成長をしていく姿)が好きなので、今回たくさん出ててうれしーです。

著者プロフィール

1971年石川県生まれ。作家。
日本大学芸術学部演劇学科卒業。1993年「氷の海のガレオン」(群像新人文学賞優秀作)でデビュー。作品に『ねこの小児科医ローベルト』『悦楽の園』「マイナークラブハウス」シリーズ、『あたたかい水の出るところ』『夢界拾遺物語』『ぼくらは、まだ少し期待している』などがある。

「2023年 『ステイホーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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