家元探偵マスノくん 県立桜花高校★ぼっち部 (TEENS' ENTERTAINMENT)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591121115

感想・レビュー・書評

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  • 若者向け?読みやすい。ちょっとオタクっぽい文章。難しすぎないミステリーなので、考えこまずにさらっと読める。

  • 面白い!

  • 昼休みにひとり裏庭でお弁当を食べるチナツ。彼女は高校入学当初にお腹をこわして学校を休み、友だちを作りそびれてしまったのだ。そんな彼女が出会ったのが、同じように教室に居場所を作れない個性豊かな面々で構成された組織、その代表者のマスノという男子だった。
    部活というよりは、教室からの避難所、といった感じ。
    チナツの一人称で物語が展開するが、その語りが敬体なのが読者との距離感を図っている感じがする。本当は相手と親しくしたいんだけど、どう近づいていったら分からない、という彼女の性格をそのまま表しているかのような文体で、丁寧なんだけど、何となく他人行儀な印象を受けた。
    だけど、そんな彼女だからこそ、TEAM☆BOTCHの一員として受け入れられたのだろう。本当はごく普通の少女なんだけど、ちょっとしたきっかけでマジョリティの社会からはずれてしまうという危険性、きっと今の社会に生きる若者は多かれ少なかれその危うさの中で生きているのだろう。

  • 思ったよりも早く読めた。
    ぼっち部はそれぞれが独立してて面白いです。
    マスノくんの人柄なのか、どんな人でも受け止める感がすごいなぁと。
    まぁ、だからぼっち部として成立してるのかもだけど。

  • 3時間くらいで読めた(^_^)
    楽しく推理しながら考えられたし
    読みやすくてよかったです☆

  • きのう借りてきてきのう読了。少し久しぶりに笹生陽子さん。
    読み始めて、そういえば笹生さんの女の子視点ってはじめて読むかもと思う。ですます調の感覚が面白い。キャラの濃さと会話のアップテンポ感につられて読みつつ、要所要所に出てくるやる気なさ加減にくすぐられつつ、でもおはなし自体はもう少しひねりがあってもよかったなぁと思ったり。ミステリはそれほど狙ってないのかしら。おしまいの身のかわし方は、もう少し華麗に決めてほしかった!
    でも、シリーズ化されたら次巻も読んでみたいかも。

  • 面白かったです。

    よくある高校デビューしそこねた主人公がうっかり落ちた甘い罠(笑)「ぼっち部」

    探偵になりたいますの君と気がついたらなんだかんだとしっかり推理をしている主人公のやりとりが楽しい。

    そして個性的なぼっち部のみなさんもまた楽しいです。脳内勇者の御仁に、個性派女優、そして、ネットでしか現れない人物。

    バラバラの割にはなかなか気があっている感じが面白かったです。

  • ビバ!ボッチ!(だからといって、私がボッチなわけではありませんが。)
    マスノ君、良かったです。
    後半で、自分で立ち上げたブログに謎なスペースの写真を載せるって・・・相当な勇気がないと出来ないことですよね(少なくともウチには出来ません、絶対に)。
    違う本も読んでみようかな。

  • なんとなく、「マイナークラブハウス」を連想します。

  • 図書館
    借りてすらなくて書架にあったのを読んだんだけど、面白かった。
    キャラ造形はややラノベ的ね。そこまでエッジが効いてるわけではないけど。各章ごとに事件(?)を解決する短編連作で、全部通してある一つの謎を解き明かすかんじ。
    米澤穂信の小市民シリーズもこういう形式だっけ。わたしミステリーあんまり読まないんだけど、よくある形なのかな? 個人的には好きです。

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著者プロフィール

東京都生まれ。慶應義塾大学文学部人間科学専攻卒業。1995年『ジャンボジェットの飛ぶ街で』が講談社児童文学新人賞佳作となる。1996年『ぼくらのサイテーの夏』でデビュー。同作品で第30回日本児童文学者協会新人賞、第26回児童文芸新人賞を受賞。2003年『楽園のつくりかた』で第50回産経児童出版文化賞を受賞。その他の著作に『世界がぼくを笑っても』『バラ色の怪物』などがある。

「2015年 『楽園のつくりかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

笹生陽子の作品

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